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『うんこ飽きさせ師』が教えてくれたこと

バカリズムさん司会の番組「もしも師」。
番組のコンセプトは、『「もしもこんな職業があったら、、」と思うものを芸人さんが提案し、実際にその職業になりきり、大調査する。』です。

先日みた企画が面白すぎて、勉強になりすぎたのでご紹介します。

企画内容は

①マジカルラブリー「うんこ飽きさせ師」
②ニッポンの社長「褒めクレーム師」
③オズワルド「復縁ソング師」
④バカリズム「隠して返す師」

の4本立てでした。
上記の中でも、特に衝撃を受けたのが①です。


うんこ飽きさせ師

数年前、「うんこドリル」が大流行しました。
やっぱり、子供(特に男の子)は「うんこ」が大好きです。

マジカルラブリー(芸人さん)の元に、「家でもずっとうんこうんこ言って困っています。」と悩みを抱える親からのご相談がありました。
悩み解決のために、マジカルラブリーは「これでもか!というくらい、子供にうんこを見せて、うんこを飽きさせる」事を提案します。

その時点で「この発想すごいな。。」と思いましたが、子供がもっとうんこを好きになってしまうのでは?という疑問もありました。


そして、調査日。保育園を訪問し、うんこを飽きさせるための3つの策をやり始めます。

①マジックショー

子供達の前で「マジックショー」と題し、ひたすらうんこを出し続けます。
帽子の中から、うんこ。手の中から、うんこ。ひたすらうんこを出し続けます。
子供達は、うんこが大好きなので大喜びです。
「このうんこが欲しい人ー」と呼びかけ、うんこのおもちゃをプレゼントしようとすると「うんこの取り合い」になります。うんこ大好きです。

「こんなんで、うんこ飽きるのか?」

②紙芝居

続いて、「うんこ紙芝居」。
おとぎ話『桃太郎』の紙芝居に乗せて、ひたすらうんこを出す。
例えば、「おじいさんは山へうんこをしに。おばあさんは川へうんこをしに行きました。すると、川から流れてきたのは、、大きなうんこ!大きなうんこが”うんぶらこうんぶらこ”と流れてきました。」と言う感じで、ひたすら「うんこ」を連呼するといったうんこ紙芝居でした。(全文はこちらから)

ここで、変化が起き始めました。
初めは、うんこの取り合いまでしていた子供達の中から、うんこに飽き始めた子供が出てきました。
また、紙芝居が進むにつれて、苛立ちを覚えたのか。マジックショーでもらったウンコを投げ始める子も出てきました。

「面白くなってきた。。」

③鬼滅の刃

そして、最後に「うんこの刃」
大人気アニメ「鬼滅の刃」の主人公「炭治郎」の格好に扮し、マジカルラブリー野田さんが子供達の前に現れます。
野田さんが登場する前に、鬼滅の刃の主題歌「紅蓮華」が流れ始めただけで、子供達は大喜びです。
そして野田さんが炭治郎が着ている羽織で顔を隠して登場するや否や、大歓声が上がります。
しかし、羽織をとると、うんこの被り物をした野田さんが現れます。
歌が流れるだけで大歓声が起きていたはずの会場は、シーンとなり、そして「かえれー。かえれー。」のアンコールの嵐。

「うんこを飽きさせる事に成功です。」


うんこ飽きさせ師からの学び

この「うんこ飽きさせ師」をみて思ったのは、
『どんなに好きなものでも、やりすぎてはいけない。』です。


ボクも小学生の頃、天丼が大好きで、一生食べたいと言っていました。
それを聞いたおばあちゃんが、毎週4日ほど、我が家へ天丼を持ってきてくれました。
最初は大喜びだったのですが、段々飽きてきて、天丼を見るのも嫌になり、そして「おばあちゃん=天丼」というイメージも脳裏に焼きつき、おばあちゃんを見ることも嫌になってきた記憶があります。

「この発言や行動をやめさせたい。」と思った時は、叱ったりするだけでなく、「行動や言動を促し続ける」というのも一つの方法として学びました。



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