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子宮体がんと、自己紹介。

はじめまして。
私はもうすぐ50歳になる独身女です。
今回、子宮体がんの診断を受けたことを記録していこうとふと思い立ち、noteを始めてみることにしました。

今どき、決して珍しくはない「癌」。
そして子宮体がんも、癌と呼ばれる病の中では、決して珍しくはない病気ですが、やはり実際に診断を受けたとなると、動揺もしようというもの。
その動揺のままにnoteを始めたので、方向性も何も、現状ノープランです。

とりあえずは、「独身者が過ごす癌生活」的なものは書いてみようと思っています。もしかしたら何かしらハウツーな需要はあるかもしれない。ないかもしれない。わからない。

基本、悲観的にはなりません。愚痴も出て来ないと思います。性格的に。
そういうスタンスで、読み物になれば最終オッケーと考えます。

現状ですが、診断を受けたのは昨年(2022年)の11月。
月経の量が異常な状態が続いて、検診を受けたところ疑いが発生、その後精密検査を経て確定診断(仮ステージI)を受けました。
検診を受けるまでにモタモタしていたこともあり、手術後の最終診断ではステージII。いや、月経不正を舐めたらだめですね。「言うて、もう閉経でしょ」的な感じでしばらく生暖かくやり過ごしていたらこれです。

たまたま担当医になった医師がとてもよい医師だったこともあり、確定診断が出たらとっとと手術のスケジュールが組まれました。私としては子宮温存みたいな目論見は当然カケラもなく、お互いの会話も非常にシンプル。(もっと若い頃に罹っていたら、相当色々考えたかもしれませんね。)
医師「卵巣、子宮、あと開けて考えるけど膣まで除去するかも。リンパ郭清も、多分やるけど、見て考える。」
私「異論なしです、思い切りよくやってください。」
昨今のコロナ禍による抗原検査も乗り切り、2022年12月の中旬には入院。入院翌日には手術。入院はきっちり2週間でした。

結果、卵巣・子宮は全摘したものの、リンパ郭清はしませんでした。
医師曰く「きれいだったので残した」とのこと。ここも異論はありません。転移するならここからかもしれませんが、仮に今後、転移をしたとしても、私はこの医師にひとかけらの不満も考えないでしょう。
診察室で出会って1ヶ月程度のこの医師を、その診断や態度から直感的に「信頼できる」と感じたことが一番大きいです。

しかしながら、抗がん剤は受けることになりました。
2023年1月中旬、先週から開始です。TC療法4クール予定。リンパ郭清をしなかったこともありますし、医師の「必ずどこか、体に芽は残ってる」というストレートな表現にも納得をしたからです。
多分、今週末あたりには脱毛とかも始まるのではないかと予感していますが、今のところ、軽い筋肉痛?的なもの以外は副作用なし。抗体値とか、色々数値化しないとわからない部分は不明。
副作用は2クール以降が厳しいとネットのあちこちで見かけるので、まずは自分の体のお手並拝見、という感覚です。
幸いと仕事はリモートワークまっさかり、調子さえ良ければ働ける。そんな気軽な感覚で乗り切っていきたいと思っています。

癌なのもありますし、癌じゃなかったとしても、最終、私は死にます。
人間が死ぬという事実は、誰の前でも平等。
ですが、癌になったので、私は緩やかに死ぬ道を歩き始めたのかもしれません。そこに悲観はありませんが、そこまでの何かしらが「読み物」になるように、更新はしていきたいと思います。

では、また別の記事で。