niẓḍás

運命からの審査。答えるべきもの、応答の責任(répondre/responsabilité)。異端審問への反駁。ボイジャー号の男女から拒否された、拒絶された「わたくし」に対する、私の運命へ、応える方法。

多くは知らない。いつもなら四柱推命で今年一年の大運を占うのだが、そんなことをしている暇はなかった。占うひまもなく、運命と人生に巻き込まれている。巻き込んでいる? あの道へ?

アポファティックな道。祈らないままに祈ること、そう、デカメロンでの展示テーマ。祈りをしらない人へ祈り方を教える。人間であり続ける道。

人間として生まれてこなかった、なにか異形な、奇形の子供を、どうやって愛するのか。

変形したそれについて。受精卵の失敗。閉ざされた器官。分岐する母の愛。それでも、愛し続ける、相変わらずなおも。動物としてではなく、人間として、奇形児を愛すること。

運命と呼ぶより他なく、あるいは、別の星から呼びかけられた声としか。それ以外どうにも。

明日への予感がうるさく知らせる。私に。あるいは、出会わなかっただろうあなたへ。ここにいるべきではない。

行くべきところ、帰るべき場所、つくべき帰路、往復のみち、後悔、逡巡、悔恨。

バシュラール。微笑みを含んだ悔恨。取り上げてみられよ?詩的な垂直の断片を?

もうすぐ。失敗しても、失敗のために。もうすぐ? そう、まったくこれっきりもうどうにも。なすすべなく。これっきりこれっきり。

知らない。すぐ? そう。いいわね。


追いかけても追いつけぬ、幸せはそばにあって。そう、そばにあるからずっと私は不幸なのだ。悲しいことばかりじゃないけど。

Nesting。巣作り。営巣行為。

नीड

From Proto-Indo-Aryan *niẓḍás, from Proto-Indo-Iranian *niždás, from Proto-Indo-European *nisdós (“nest”). The constituent parts are नि (ni, “down”) and √सद् (sad), a root related with lying, sitting or sinking. Cognates include Latin nīdus, Old Armenian նիստ (nist), Old Church Slavonic гнѣздо (gnězdo), English nest.

寝転ぶ、落ち着く、座り込む、腰を据える、かなしい。総じて。

ふふん、枝豆の鼻歌。

そろそろ枝豆が運転するころあい。夢見ている岸辺へ、あの彼岸と此岸のちょうど!まんなか!目抜き通り。ずんずん。

そうそう、転ばないでね。照らしてあげるから。じゃあまた。そのあたりで。愛を知らないんだから、気をつけて。

じゃあね。

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