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わたしの保活について

 先週くらいにX(旧Twitter)で某区の保育園に落ちたという内容のツイートが流れてきた。内容は、両親共にフルタイムかつ加点もあるのに落ちたとのこと。ああああれからもう一年か。喉元過ぎれば熱さを忘れるというやつで、最近は全く思い出すことがなかったのだけれど、昨年まさに私も区からの不承諾通知をもらって慌てたひとりだった。1歳児クラスで9園希望を書いたのに…というツイートを見て、まさしく自分の状況と同じで、即座に昨年のことが思い返されて、感慨深い気持ちになった。
 ということで、かなり個人的な経験のため、あまり役には立たないかもしれないが、どなたかの参考になればという気持ちで、昨年の次女の保活について語りたい。

申請時ステータス

・次女は早生まれのため、1歳児クラス4月入園で申請
(0歳4月は2ヶ月にも満たないので申請できず。1歳を迎える誕生月にはもちろん入れず待機児童スタート)
・夫婦ともにフルタイム会社員(私は育休復帰予定)
・長女はちょうど小学校に上がる年なので、兄弟加点なし
(これが痛すぎる・・保育園児でなくとも学童に入るなら加点つけてほしい)
・その他加点要素なし

入園申請まで

 2月に次女が生まれた後、5月くらいからぼちぼちと保育園見学へ行った。
上の子が通っている保育園を第一希望にすることは決めていたので、その他家から難なく通える範囲の認可外保育施設を4園ほど。
認証・認可外はこの時は見学せず。(甘く見ていた)
申請時は長女が通っている園+見学した園を第5希望まで書いて申請した。

一次申込結果

 前述した通り、1月下旬、ちょうど去年の今頃に不承諾通知が届く。不承諾通知が届く前から、決まった人には順次内定した園から電話が届いているとXを見てわかっていたので、何となくダメだったのだろうなあと悟ってはいた。ただ、一歳児クラス・兄弟加点なしというところで自信は元々なかったが、実際にどこにも入れない、となると相当動揺するのだとこの時身をもってわかった。ダメならダメで育休延長、と思っていても、先の予定が立たないということは人を不安にさせるものである。
 ちなみに、児童館の集まりで知り合った、同じく早生まれで1歳児クラスで申し込んだママさん2人も軒並み不承諾。区役所の保育課に電話をすれば、それぞれの希望園の順位を教えてくれるとの情報を得たので次の日早速電話してみる。具体的な順位は忘れたが、どの園もボーダーラインからは少し離れたところにいるような状況で、1人2人キャンセルが出たからといって届かない位置だとわかる。

その後の対応

①二次募集での希望園追加

 兎にも角にも次できることとして二次募集の申込をする。不承諾となった場合には、特に変更がなければそのまま何もしなくとも二次募集の選考対象となるが、まずできることとして、一次の時は5園しか書かなかった希望を目一杯増やす。とは言え毎日のことなので、通うのが困難な園は書かず10園まで増やすこととした。

②認可外・認証の見学

 完全に今更ではあるが、慌てて認可外保育園、認証保育園の見学・仮申込をした。認可外の園長先生にお話を伺ったところ、この年は特に厳しく、1歳児クラスで全落ちした似たような境遇の親たちがたくさんいるとのこと。皆慌てて見学・申込依頼をしており、場合によっては見学前に申込を決める人もいるらしい。(申込金5万円ほどの入金が必要。勿論その後認可に決まって取り消すこととなってもそのお金は返ってこない。)入園決定を急がせるために少し話を盛っている可能性はあるものの、まあまあ確かにわかる状況ではあった。
 見学をして、ここなら預けたいなと思えるところが一つあったのでそこだけ仮申込をした。(そこは申込金不要で完全キャンセル待ち)ただ、そこは完全お弁当持参なので、それもキツそう…。認可外・認証は、本当に色があって合う合わないがあるので、できうるならば認可と同じタイミングで見ておいたほうが良い。認可に入れなかったら育休延長すればいいやと思っていたので、もともと見学していなかったが、気持ちは状況が変わるにつれ揺れ動くものである。いざという時に備えて選択肢として持っておくべきと強く感じた。
 認可外の園長先生からは、もう一つ認可の申請の時の一つポイントとして、シッター利用や一時預かり利用を利用して、その実績を一緒に添付すると加点となる可能性がある、という話があったので、参考として付け加えさせていただく。

二次募集結果とその後

 二次募集もあえなく不承諾となりいよいよ育休延長が現実的なものとなる。その通知の後しばらくして、定期利用申込の知らせが区から届く。
 定期利用とは、一部の認可保育所が、通常の定員とは別で1〜2名程度、園と直接契約する形で1年という期間限定で通園をさせてもらえる制度だった。(通常の申込時には公になっておらず、この通知が来て初めて知った制度だったので驚いた)自宅から通える園もいくつかあったので、このチャンスを逃さない手はないと沸き立つ。が、この制度、申込をできるのは一つの園だけ。しかも利用者の決定方法がまた不思議で、私立保育園の場合は抽選(!)で、区立保育園は指数順。マジかよ…と思いながらどうにか入れる確率が高そうな園を決めて申し込んだ。
 そうこうしていたら、もう季節は春に差し掛かっていた。3月に入り、職場からも復帰するんかね?しないんかね?と催促の電話が来る。(1人増えるかどうなのかそりゃ影響大きいよね、ごめんねという気持ち)もう心が落ち着かない。
 そんな不安定な心で定期利用の結果を待っているところ、急に区の保育課から一本の電話が入る。(電話帳登録してました)
 「急きょ引越される方が出て、○○保育園の1歳児クラスに空きが出ました。入園順位で1番目なのですが、入園されますか?」
 まさかの第10希望で書いた保育園に入園が決まった。1歳児クラスの増枠がない&2歳児クラスまでしかない、全くダメ元で書いた小規模園である。今更会社の受け入れ体制が不安になり、いつまで待ってもらえるか確認する。
 「できれば明日午前中までには回答いただきたいです。」
 あとがつかえてるんだからそりゃそうだ。早速夫と会社に伝える。よし、復帰できそう。
 急にこの育休が残り1ヶ月となり寂しい気持ちになる。心はいろんな思いが入り乱れてぐちゃぐちゃである。でも、ありがたいことだな、と思い、区の保育課に入園する旨を連絡した。

 後日談。その次の日に知らない番号から電話があった。出てみるとなんと、定期利用で申し込みしていた園!こちらも内定が出たとのことだった。すでに認可に決まった旨を伝えて丁重にお断りをする。

思うに

 最後の最後までどうなるかわからないハラハラとした保活となった。前述した周りのママさんたちも認可外や、定期利用でそれぞれ預け先を決めていた。思うに、S区(ぼやかす)の保育園事情は本当に最後の最後になんとか需要と供給の帳尻が合う、くらいの状況なのだと思う。最初の申請で不承諾通知が来て、認可外に預けることになるのなら、もう延伸しよう、と方向転換する人もいるだろう。そういうおうちは自主的な延伸だから、待機児童とはカウントしないんじゃないかな。そうなると、待機児童は報告上ゼロ。なかなかギリギリな状況だと思う。どうにかもう少し改善してくれんかな。早生まれ不利すぎて、驚く。
 ただ、一次申請でダメだった人も、まだ諦めないでほしい。今回ギリギリ滑り込みで入れた園はとっても素敵な園で本当にここに決まってよかったなと思う。そういうところにに決まる可能性はまだあるので。子どもを通わせていると、ちょこちょこ転園や引越も出て入れ替わりもなかなか激しい。その度に入園できる子がいるのだからいつ自分の番が来るかわからない。
 そして、我が家は今年また保活…。また素敵なご縁に出会えることを祈りつつ秋口に申請します…。

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