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【告知】重度障がい者の私が一人暮らしに至るまでー家族や施設から離れて地域で暮らす方法を考えるー

重度の障がいがあっても、家族や施設から離れて一人暮らしをしたい。そのように思っても、「どのような準備や手続きが必要なのか」がわからなければ、簡単に実現することはできません。また、一人暮らしの方法がわからないために、「自分の置かれた家庭環境や経済状況では、一人暮らしなど到底できない」と諦めてしまう人が多いことも現実です。

では、一人暮らしに至るまでのハードルをどのように乗り越えることができるのでしょうか。今回のイベントでは、自薦ヘルパーを24時間利用し、一人暮らしをしている梶山紘平さんと、大学に通いながら、複数の事業所から24時間介助を利用している油田優衣さんのお二人から、オンライン(Zoom)でお話しを伺いたいと思います。お二人には、どのような経緯で一人暮らしに至ったのか、どのような準備をしたことで一人暮らしを実現できたかを、具体的に聞いていきたいと思います。

また、女子栄養大学准教授の深田耕一郎さんもお呼びし、重度障がい者が一人暮らしをする上で、どのような制度を利用し支援を受けることができるのかについて、お話しして頂きます。また後半のゲストを交えたディスカッションでは、進行役を務めて頂きます。

参加者の皆さんとこのイベントを通して、重度障がい者が一人暮らしをすることの意味について、そして「自立生活」とはどのような意味を持っているのかについて、具体的に考えていければと思います。

【オンラインイベント概要】
一般社団法人わをん企画第2弾 当事者の語りプロジェクト
『重度障がい者の私が一人暮らしに至るまでー家族や施設から離れて地域で暮らす方法を考えるー』
出演者:梶山紘平×油田優衣×深田耕一郎
日時:2020年12月26日(土)13:30~15:30(開場13:15~)
場所:Zoom(無料)

【申し込み】
https://forms.gle/6XEyNtdrZu4YEfaq6
上記URLにてお申込みください。折返し当方よりZoomURLをお送りします。
※お問い合わせは、わをん事務局(info@wawon.org)までにお送りください。

【主演者プロフィール】

梶山紘平(かじやまこうへい)

1985年生まれ。東京都葛飾区生まれ。3歳の時に、デュシェンヌ型筋ジストロフィーと診断される。実家で暮らしている途中、『こんな夜更けにバナナかよ』と出会い自立生活を志す。さいたま市中央区にて一人暮らしを実現。一時体調を崩すものの、さいたま市大宮区で自薦ヘルパーを利用して一人暮らしを再スタートする。2017年からは武蔵野市に転居。

油田優衣(ゆだゆい) 

1997年生まれ。1歳の時に、全身の筋力が次第に衰えていくSMA(脊髄性筋萎縮症)II型の診断を受ける。3歳の時から電動車椅子を用いて移動。ほぼ全ての日常生活動作に介助が必要で、夜間は呼吸補助装置を着ける。2016年4月から実家(福岡)を離れ京都大学に通う。進学にあたり24時間の公的な介助サービスを使いながら京都市内で一人暮らしを始めた。著書に、「強迫的・排他的な理想としての〈強い障害者像〉――介助者との関係における「私」の体験から」(金剛出版) など。

深田耕一郎(ふかだこういちろう)

1981年生まれ。2012年3月、立教大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。日本学術振興会特別研究員、立教大学社会学部助教を経て、現在は女子栄養大学栄養学部准教授。現在は研究の傍ら、「特定非営利活動法人学生支援ハウスようこそ」の事務局次長として、児童養護施設出身の若者支援の活動に携わっている。著書に、『福祉と贈与 全身性障害者・新田勲と介護者たち』(生活書院)など。

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