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5年って意外と短いかも

こんにちは、Wakanaです。

今日は卒業式なので、ここで私の高専話を残しておこうと思います。

私は、高校1年生から大学2年生までの5年間を高専という特殊な場所で過ごしました。

高専っていうのは、簡単に言えば高校と大学がミックスされたものです。
卒業後は、就職したり、大学編入したりと様々です。

っていう説明をこの5年で少なくとも50回はしました。

同じ中学から、高専に行く人がいなかったので、「一緒に同じ高校に合格しようね!」みたいな茶番をすることはありませんでした。

今回の結論から言うと、私は高専に入学してよかったと思います。
良い友達や先輩後輩に出会えて、数えきれないくらい色んな経験ができたから。

これって高専通ってなくても言えることだよね。って思ってしまった。

まあ同じ中学から高専に行く人がいなかったわけですから、気持ちは誰よりも楽だったなと思ってます。だって自分の中学黒歴史を知ってる人がいないからね〜

入学当初は、誰に話しかけようかなとか、この人はどんな人なんだろうとか、まあいろいろ考えました。

そんな中で、私が1番最初に話したのは、言うまでもなく、寮の部屋が一緒だった女の子でした。
そうなんです、私5年間寮に住んでたんです。

正直に言うと、私は最初、その子の名前の漢字を読むことができませんでした。
バカ丸出しです。

そんなこんなで、気づけば2年生になってました。(1年生の記憶が、ある友達に朝5時に起こされて、テスト勉強させられたことしか覚えていない)

私が、高専に入った理由は、1年留学がしたかったから。
留学に行く条件は、前期末までの平均で赤点を取らないことと、全教科の平均点が75点あることでした。

後者は余裕だったのですが、問題は前者です。

2年生の前期中間で、数学の点数だけが32点でした。
高専の赤点は60点です。つまり、前期末テストで88点取らないと平均が60点にならないのです。
その時私は天を仰ぎました。
「あぁ、こんなにも儚く夢は潰えるのか、、、」と、神様は不公平だなと思いました。

そこからは、必死に数学だけを勉強し、生きるか死ぬかを彷徨いました。
テスト返却が夏休み明けだったので、夏休み中は、頭の片隅にまだ数学が残っていました。

その2年生の夏休みには、自分が次の年に留学する学校へ1ヶ月の短期留学へ行きました。
その時に出会ったホストファミリーとは4年経っても連絡をとっていられることに幸せを感じています。
ホストファミリーと別れる時に、「来年またナナイモに戻ってくるから!」って言ったことは一生忘れないだろうなぁ。(88点取れてるか分からないのに、それ言い放った自分すごいなと思う)

夏休み明けのテスト返却、努力が実ったのか、まさかの88点をとることができました。

そして夢だった1年留学へ、高校3年生の時に行くことが決まりました。

カナダでの1年間は、3年が経とうとする今でも帰りたいなと思うくらい濃いものでした。

年下なのにお姉ちゃんみたいなコロンビアの女の子と、夜の1時くらいまでティムかベトナムレストランに居座る中国の女の子と半年ずつ、ホストの家で過ごしました。

他にもいっぱい思い出がありますが、その2人と出会えたことが自分の中でとても記憶に残っています。

1年というものは早いもので、すぐに帰国の日になりました。
そして、バタバタ走るバタ子さんみたいに準備してたらもう新学期、4年生になってました。

周りから、前よりうるさくなったとか、明るくなったとか、クラスメイトに言われながら、久しぶりの学校は新鮮そのものでした。
4年生の最初の方は、どの教科も楽しくて仕方なかったのですが、気づいたら毎日寝るようになっていました。(これが5年生まで続きます)

5年生の中で、1番大変だったのは、間違いなく卒業研究ですね。
もう2度としたくないのに、なぜ専攻科に行くのか、なぜ就職しなかったのか、これを書いている今でも考えます。

私より大変だったのは🍆教官(通称:パパ)でしょう。毎日反抗期の私を1年間よくお世話してくれたと思います。
そんなパパは、来年度からはいません。専攻科でも面倒をみてもらおうと思った矢先、突然の独り立ち宣言をくらいました。

私は専攻科でもやっていけるのか。
きっと無理でしょう。私の面倒をみれるのはパパだけだと思います。戻ってこい。パパ。

そんなこんなで、5年間の思い出ピックアップ的なことをやってきたんですけど、この文章くらいに、5年間って短いですね。

入学した当初は、まだ5年もあるのかと思ってたら、「あと学校6回しかないよ!」っていう会話が飛び交うくらいになり、時の流れの速さをひしひしと感じました。

今日はもう卒業式なんですが、これを見ている私の友達に聞きたいことがあります。

私はあなたにとってどんな人でしたか?

私はあなたにどんな幸せをあげることができましたか?

あなたは私と出会えて良かったですか?

無理してこのうるさいゴリラパンダと付き合ってくれた友達もいると思います。
こんな最後にくそメンヘラチックなことをお聞きしますが、ご了承ください。

西川若奈ってこんな人なんです。


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