【バーチャルファッション・NFTファッションと法律②】バーチャルファッションのデザインは知的財産法でどのように保護されるのか
本記事をご覧いただきありがとうございます。
弁護士の橋爪 航と申します。
拙稿【バーチャルファッション・NFTファッションと法律①】メタバースってなに?/NFTってなに? では、以下の事項につき解説させていただきました。
・なぜバーチャルファッションが注目されているのか
・メタバースとはなにか
・NFTとはなにか
・実際に各ファッションブランドはどのようなサービスを提供しているのか
本稿では、それらを踏まえて、
について事例を踏まえながら、解説していきます。
実際に、
ファッションの分野では、リアルに存在する服や小物等のデザインが、メタバース上でバーチャルファッションの形で模倣されるという事案(リアルとバーチャルを交錯する模倣行為)が増加
しています。
一例ですが、2022年1月、エルメスが商標等を有するバッグである ”バーキン” を、バーチャル上で模倣したとみられる ”メタバーキンズ” が登場し、エルメスが商標権侵害等を理由に提訴しました。
正規品のバーキンは9000~50万ドル(約100万~5700万円)で取り引きされていますが、被告が出品し、12月に売れた“メタバーキンズ”の価格は10イーサリアムで、これは4万ドル(約450万円)以上に相当するといわれています。
バーチャルファッション市場に進出するファッションブランドが増加している現在、バーチャルファッションを制作したものの、バーキンのようにデザインが模倣された、パクられた場合にどのような対応をすることができるのでしょうか。また、どのように対応すべきなのでしょうか。
バーチャルファッションのデザインが、各知的財産権で保護されるかについて、簡単に表にまとめる以下の通りですが
詳細については、以下の記事で厚く解説しておりますので、ご参考にしていただますと幸いです。
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