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演劇とまちづくり

まちづくりの話の前に・・・

「演劇ドラフトグランプリ」を配信で見た。5人の座長が出演者や演出家をドラフト会議で指名し1つの作品を作り上演して競うというもの。
15分~20分の短編演劇で戦うわけですよ、しかも、日本武道館で。
短編演劇大好き男からしたらたまらないイベント。
どの作品も面白いのはもちろんなんだけど、日本武道館という舞台で皆さんが大いにやりたいことをやっていて最高すぎる~となった。お世話になっている川尻さんや中屋敷さんが関わっていたのもあって、配信で見れてよかった!カメラ台数えぐい!
川尻さんが最後に「コメディーでトップ獲ります!」って言っててかっこよよすぎる!となりました。獲るところが見たい!!

時間や場所が関係なく楽しめるのっていいですよね。
こんなワクワクしたグランプリが見れるのはいいですよね。

ワクワクしたグランプリといえば・・・

先日、TGRの授賞式に参加しました。
TGRとは「TheaterGoRound シアターゴーラウンド」という企画です。

札幌市内の9か所の劇場で期間中に開催された催しの中でエントリーしているものが対象で、審査員によって大賞などの賞が決まるというもの。

先日の星くずロンリネス「くずテレビ」もこちらのイベントに参加していました。

つまり、これも賞レースですよ。賞レースってものに久しぶりに触れたのよ。残念ながら受賞は出来なかったです。こんなこと言うとなんなんだけど、あ、負ける悔しさってこんな感じだったなと懐かしくなりました。

10年ぶりのTGR参加で、オーディエンス賞を本気で狙ってたんで普通に悔しかった。トランク機械シアターの牙城は崩せず!(石鉢おめでとう!)
でも、実行委員長や審査員の方々が要所で星くずロンリネスの名前出してくれたのが嬉しかったです!
授賞式後に少し審査員の人たちと話したら、とてもいい裏話も色々と聞けたので良かったし、「あー!TGRってこんな感じだった!」と思いだした。
・・・悔しさと共にね!

コメディーで大賞取るわ!!!!!
(川尻さんの後追いすぎてダサいぞ俺)

やっぱり、僕、悔しさが生きる原動力なんですよね。(よく名前聞くハガキ職人さんみたいになったわ)

まだまだ僕は頑張れそうです。
悔しさの話はまた今度するとして、今日は授賞式で感じた別なことを書きます。

まちづくりを考える

今年から審査員を務めた石川伸一さんが「演劇とまちづくり」の話をしていて、とても興味深かった。石川さんはまちづくりプランナーという肩書の方でまちづくりに関する様々なことをしている方。

地域密着のケーブルテレビのディレクターという仕事に携わるようになって、早くも8年が経った。地元のお祭りとかイベントとか式典とかそういうところにカメラ片手に取材に出ている。
この仕事はフリーランスになっても有難いことに続いていて、ある種のライフワークのようになっている。

狭域的な地域情報の取材で、よく出てくるワードが「まちづくり」だ。

札幌市、町内会、学校、民間企業・・・どんな形態だろうと「まち」という場所で「何か」をする限り、それはまちづくりであると考えている。

それは自分のやっている「演劇」も含めて。
「演劇」と「まちづくり」の相性はいいものだと思う。

地域情報の中で、まちづくりと同じくらい頻出ワードなのが「にぎわいづくり」だったりする。にぎわいを生み出すことはまちづくりに直結すると思っている。にぎわいが生まれ、そこの人が集まることでまちが出来ていく。

自分もまちづくりの一環を担っていると思うとすごくワクワクする。

地下鉄で普段は降りない駅で降りて、その最寄りの劇場まで向かう。
そこには公園があって飲食店があって・・・
観劇終わりに公園でぼーっとその劇を振り返ってみたり、近くの飲食店によって観劇仲間とご飯を食べたり。

これは観る側のにぎわいだけじゃなくて、演劇の作り手もその地域を知り、好きになるキッカケになったりするのが演劇だよなと考えている。
ある意味で当たり前のことなんだけど、それがまちづくりの一つにつながると考えると、札幌やその地域が、そして、演劇というコンテンツがもっと魅力的に感じるようになっている。地方から発信するコンテンツにまちづくりは外せないんだと思う。

札幌は特にまちづくりと演劇の相性がいいまちだと思っている。
それは、劇場のある場所だったり、演劇シーズンの定着だったり、ここ数年で出来た劇場のことだったり、観光の面だったり、道産子の気質だったり・・・(具体的にはそのうち書くかも)

そんなことを常日頃から考えていたので、石川さんの話にめちゃめちゃ食いついてしまって、授賞式後に少しだけお話させていただいた。
近いうちにもっとお話出来たらいいなと思っています。たぶん、札幌演劇界で唯一「まちづくり大使」という肩書きを背負ったことがある人間だと思うので。

東京の演劇を配信で見て、札幌の演劇とまちづくりのことを考えて、
あらためて僕は、

場所や時間に関係なく楽しめるようになったコンテンツも好きだし、
場所や時間が限られているからこそ何かを得ることが出来るコンテンツも好きなんだな、と。

そんなことを日々感じている。
その両輪で生きているね。

この流れでどうなんだ?って思うけど告知

生での舞台はまたしばらくないのだけど、アーカイブ配信ではまだまだ観れます!そう!場所も時間も関係ないよ!!

星くずロンリネス「くずテレビ」
来年1月4日まで観れますので是非観てくださいね!

有難いことに「くずテレビ」の裏話記事もたくさん購入してもらっている。思っていた以上にたくさん!感想ももらえて嬉しいね~!

配信と合わせて読むと楽しめますので是非!

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