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日経平均株価波動分析【2021年1月8日】

可能性を探る

昨日のレポートではこう述べていた。

さて、12月28日からの動きはここまで(a)-(b)-(c)の形をつくっている。
ここからは

・Flat (a)-(b)-(c)
・Triangle (a)-(b)-(c)-(d)-(e)
・Diametric Formation (a)-(b)-(c)-(d)-(e)-(f)-(g)

の三つの可能性がある。


本日引けで28139.03の高値をつけた日経平均。波(c)が終了したかどうかは確認できないが、現時点で考えられるいくつかの展開を挙げていこう。もちろん来週の動き次第ではここで想定できていない動きが現れるかもしれないが。

1. Elongated Flat

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週明けにもう一度高値更新があるかどうかはわからないが、現時点でもこの形はElongated Flatである。これはC波がA波あるいはB波に比して大きなフラットの分類である。

仮に来週中に27000割れが生じて下落が継続するようであれば、最短で10月からの上昇が終了する可能性につながる最も弱気な想定といえる。

2. Neutral Triangle

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仮に波(c)が28300~28500付近まで続伸し、それに続く波(d)の下落規模が波(b)に比して小さければ、Reverse Alternationを起こしたNeutral Triangleの可能性が出てくる。Reverse Alternationとは波(b)と波(d)の逆転。なおNeutral Triangleとは波(a)(e)に比べて波(c)が最長になるパターンである。

この展開は外見上はインパルスのように見えるかもしれない。

3. Diametric Formation

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(a)~(g)の多波動構造が生じた場合の波形。形状は複雑、多岐にわたるので図に示したのは一例である。仮にボウタイ型の拡大~収縮~拡大が起これば、最終(g)波で急騰する可能性もある。

4. Expanding Triangle

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最も振幅が大きくなるケース。波(d)でいったん27000を割り込んだとしても、最終(e)波で最大で3000円規模(c波×261.8%)の爆発的な急騰が生じる場合もあり得る。


まとめ

一連のパターンは現時点での想定例であり、来週以降の展開で修正あるいは絞り込みをおこなっていくことになる。

また、これらはいずれも10月末からのTriple Combinationの3番めの調整波として解釈している。仮により根本的な部分(=より大きなディグリー)での解釈に修正が必要になったとしたら、当然それ相応の再考察が必要になるだろう。

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