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日経平均株価波動分析【2021年1月18日】

昨年末からの短期波動

本日の安値は28111.54だった。
これは前回のレポートの「1月13日の安値28133を大きく割り込むかどうか」という点でいえば、ひとまずは水準を維持した格好である。

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明日以降この水準、あるいは上図にある27002.18と28111.54を結ぶB-Bラインの上で推移するかぎりは、ふたたび高値をトライする余地がある。ただしその場合でも1月14日の28979.53を抜けずにLower Highで終了する可能性はある。

いっぽう28111.54を維持できなかったり、上述のB-Bラインが機能しないようであれば、下図のように既に波(f)の調整の中にあって最大で27500水準(後述)を目指す動きとなるかもしれない。

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波形からは現時点でどちらもあり得るように思われる。

27500水準

ここでもう少し俯瞰して10月末からの動きを確認しよう。

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Diametric Formation (a)-(b)-(c)-(d)-(e)-(f)-(g)の想定である。

上で述べた内容をこの図で繰り返すと、波(e)がまだ途中なのか、すでに波(f)が進行しているのかということである。

タイミングの差はあれ、波(f)である程度の規模の下落を生ずるのではないかという点では共通している。

その際、図の(b)と(d)つまり25425.59と26664.60を結んだ(b)-(d)ラインはサポートとして考慮されてよい(ただしトライアングルにおけるb-dラインに比較すれば有効性は劣るかもしれない)。

今週にかぎっていえば、変化日クラスタの終わりの22日には(b)-(d)ラインは27500前後の水準にある。このレベルが維持されているうちは、そのあとに上昇トレンド(ただし調整波)の波(g)を想定することができる。

もし仮に今週中に27500水準を大きく割り込むような展開があれば、それは10月末からの上昇の継続に対してネガティブに作用することになる。

さらにその先に26600水準(そして12月安値に近い26300水準)を割り込むようであれば、その時点でDiametric Formationの終了は確定的になるだろう。

Diametric Formationの解釈については、下図のように年末から年初の動き(26664.60~27602.52~27002.18)を波(e)・波(f)とする考えかたもまたじゅうぶんあり得ると思う。

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これに従えばすでに波(g)が28979.53で終わっている可能性もゼロではない。その場合は27500などの上で述べた節目は、急落というかたちでたやすく突破されるだろう。念のため附言しておく。

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