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たんもし6巻感想 愛おしすぎるこのふたり!

「探偵はもう、死んでいる。6」


MF文庫J 著:二語十先生 絵:うみぼうず先生

名探偵と助手の関係を、ますます愛おしいものに思う。
声変わりただなかの君塚と名探偵になって間もないシエスタ。未熟で、それぞれ一人で生きていたつもりだった。
悲しかったけどもう温かくて、やっぱりシエスタと君塚は可愛い6巻!

まずこれ。それとショタ君塚メインヒロインが素晴らしい。

とてもスーパー愛おしポイント1
ばらばらだったふたり

 どうしても今まで「名探偵と助手」のふたりが一緒に楽しそうにしているのが当たり前だったけど、この前日譚で心を覆い隠して、寂しかったばらばらなふたりを垣間見ることができたました。
 君塚は愛情を知らなくて、シエスタは人の心が分からなくて、自分が欠損という個性を抱えていて。
 まだまだ子どもなのに頼れる人はどこにもいないのに、君塚は日常から世界には敵で溢れている。気の休まるときはない。

 その過酷で冷たい時を乗り越えて、ふたりの温かく幸せな関係があったと思うと、ますますふたりへの愛が深くなります。
 再会を心から祝福したいし、それぞれの気持ちで必然の出会いがあったことを私も本当に嬉しく思う。最高ですね。

とてもスーパー愛おしポイント2
未熟なふたり

 なんか今もかっこつけようとするませた高校生シエスタ君塚だけど、中学生シエスタ君塚はますますそれでかわいい。

とてもスーパー愛おしポイント3
シエスタの独白

 最後の!!!名シーン!!!!!!!の舞台裏!!!!!!!!!
 かっこよく「君、私の助手になってよ」ときめたシエスタの心中では、緊張と不安が渦巻いていたらしい。かわいい。
 隣に座った君塚の横顔に安心して、緩みそうになる頬を必死にこらえて、わくわくして胸を高鳴らせていた。

……なにこの子、可愛すぎかよ。

感謝

 たんもし2周年、85万部おめでとうございます!
 大好きな作品がたくさんの人に愛されていて、僕もとても嬉しいです。
 二語十先生になかなか感謝やお祝いの言葉をリプとして伝えられていなくて、ファンとして歯痒い思いなのですけど、なんかリプって緊張するんですよ許してください。
 とにかく私はなにも言わなくてもずっと見守っておりますのでこれからも末永くよろしくお願いします!!!!

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