マガジンのカバー画像

小説ワンシーン集

21
小説のワンシーンだけ思いついたものを執筆した記事のまとめです。完成させるかどうかは未定です。
運営しているクリエイター

2023年11月の記事一覧

【小説ワンシーン集】英雄ロベルト対機人魔王

 空の向こうからマシンドラゴンの姿が見えた。全盛時代の技術が使われているのは明らかだが、…

銀星石
7か月前
2

【小説ワンシーン集】英雄ロベルトと剣の女神ソードホルダー①

「そこで止まってください。あなたの名前とここに着た目的を教えてください」  剣士の里の門…

銀星石
7か月前
4

【小説ワンシーン集】プリンセス・スクワッド③

「ジェームズ卿、これはどういうこと?」  サクラには今、無数の杖が向けられていた。ジェー…

銀星石
7か月前
3

【小説ワンシーン集】プリンセス・スクワッド②

 騎士団との訓練の後は午後のティータイムがプリンセス・スクワッドの日課となっていた。 「…

銀星石
7か月前
3

【小説ワンシーン集】プリンセス・スクワッド①

 人知れず世界の秩序を守る秘密組織アストライア、その中で女性のみのエージェントで構成され…

銀星石
7か月前
1

【小説ワンシーン集】追放冒険者争奪戦③

「おい、! 何のつもりだ」  立ちはだかるケイトに戦士ガーフィールドは怒声を上げる。 「…

銀星石
7か月前
2

【小説ワンシーン集】追放冒険者争奪戦②

「何って、お前達がくだらない喧嘩騒ぎを起こしてる間に、一人で魔王を倒してきただけだが? 強化士のバーテックス・スキルを自分に使えば、仲間なんていらなかった」    ジャックが軽蔑の眼差しをトップ冒険者達に向けて言った。 「それと俺はどのパーティーにも入るつもりは無い」 「何故だ?」  槍兵ロナルドの問いにジャックは答える。 「一人で魔王を倒せる奴が仲間なんか必要か? お前達だって利用価値の無い奴とパーティーを組まないだろうが」 「そんな事はありません!」  咄嗟に抗弁

【小説ワンシーン集】追放冒険者争奪戦①

「ジャック、足手まといのあんたにはパーティーを抜けてもらうわ」 「待ってくれ、せめて俺の…

銀星石
7か月前
3

【小説ワンシーン集】タイムループ・ダディ①

「父さんは地球の希望だ! だから生きてくれ!」 「やめろカイル! 戻ってこい!」  地球…

銀星石
7か月前
2

【小説ワンシーン集】シャーロック・ホームズの転生①

「シャーリー・ホワイト公爵令嬢、君はホームズだろう」 「さすがに分かったようだね、ジェシ…

銀星石
7か月前
1

【小説ワンシーン集】ほうき星の魔女と妖魔の王子④

 もはや鳩美は道具を必要としなかった。コンプリート・ジャケットもスペルホイールも、それど…

銀星石
7か月前
3

【小説ワンシーン集】ほうき星の魔女と妖魔の王子③

「夜子さん、あなたは何者なの? 妖魔人の王子はあなたを知っているようだったわ」  青木は…

銀星石
7か月前
1

【小説ワンシーン集】ほうき星の魔女と妖魔の王子②

 鳩美は敵の基地から宇宙空間へ飛び出す。脱出は成功したがまだ安心はできない。  追っ手が…

銀星石
7か月前
1

【小説ワンシーン集】ほうき星の魔女と妖魔の王子①

「鳩美、あなたは強い。訓練用どころか正規の魔法使い用宇宙戦闘服ですら、あなたの実力に性能が追いついていない。新型が必要よ」 「これがその新型ですか? みたところ状況に応じて装備を替える即時感想システムを採用していますね」 「ジャケット・システムと名付けたわ。ひとまず高機動型のハイマニューバ・ジャケットと高火力型のライトニング・ジャケットを作ったわ」  ハイマニューバは4基の大型魔力スラスターを背中と腰の両サイドに装備する後世で、ライトニングは大型魔法銃とそれに連結された魔法