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さざ波の日々

僕はこのリレーマガジンを、ネタの出口ととらえてコツコツ書いています。
ラジオのマイクの前で話すときも、突発的にネタが降りてくるわけもないので、気になることはネタ帳に記し、こうして書き出しながら頭の中にストックしているつもりなのですが…。
なぜか本番中はネタのひきだしが開かない。
ときおりネタ帳を読み返してみては、これは何のネタだ?と頭を悩ませることもしばしば。
ネタにも鮮度があるから、ネタ帳に記したものにも風化したものも多い。
でも、そんなネタも蔵に入れて、熟成されたときがくれば、また取り出してみてもいい。ひょっとしたら、おいしくなっているかもしれませんしね。

毎週月曜日は僕のアウトプットの日。そして日、火、木、金はnoteを開いて、メンバーの作品を楽しみ、さまざまなnoteの記事に目を通す。このマガジンのメンバーのお話も参考になるものも多く、「イイハナシダナー」と感心しながら楽しんでいます。

そんなネタ帳を読み返していたら、今年の2月に、近所の小学校で「職業講話」なる授業をやっていた。3月に卒業を控えた小学校6年生に向けて、ようじろうのやっている「仕事」について45分もしゃべっていたのだ。
どんな授業をしたらよいものか…。
その苦悩の跡が、ネタ帳に書かれてあった。

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今週の写真:ネタ帳は母校の(嘘)東京大学ノート
ね、インテリな感じがするでしょ?

ユメやキボーのある小学6年生は果たして、「恋愛とはパンツである」だの「腹の中でジントニックをつくる」とか言っているオジサンの言葉に耳をかたむけてくれたのであろうか?僕の発した言葉に、生きるヒントがあったのであろうか?はなはだ疑問である。いや、疑問しか残らない。

そして、授業を終えて数日たったのち、6年生一人一人から感想のお手紙をいただいた。
「ようじろう先生の話を聴いて、僕も夢を持つことの大切さを知りました!」とか
「『好奇心』を持って『チャレンジ』することが大事と言うことを感じました!」などなど、素敵な感想が紙いっぱいに書かれてあった。
おそらく、そんな話をしていたのであろう。

自分の胸に手を当ててみて、果たして今年は夢を持って生きていただろうか?好奇心を持って何かにチャレンジしていただろうか?と問うてみる。仕事やプライベート、ONの時間とOFFの時間、有意義な一年を送っていたであろうか?

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進藤海/六月雨音/ようじろう/小宮千明/モグ。4人のライターがそれぞれの担当曜日に、ジャンル問わずそれぞれの“書きたいこと”を発信。

ボイスブックコンテンツ《Writone》より集まったライターによるリレーマガジン。

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