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リモートネイティブ世代、心の叫び

こんにちは、スナップマートの目黒です。
2020年卒、東京オリンピック世代改め、リモートネイティブ世代1年生。
スナップマート株式会社で営業をやっています。

「入社式はWebでやって、在宅勤務から仕事が始まるよ」
大学入学時にこんなことを言われても、全く響かなかったでしょう。
でもそれが現実となりました。
あまりの緊急事態に、社会がざわつき、何がなんだかわからないまま社会に飛び出したような気がします。

このような事態になることは、先輩社会人の皆様も想像できなかったと思います。
突然の在宅勤務に慣れず、何かと苦戦をしているタイミングで、これまた右も左もわからない新卒社員が入社してきます。

「最近の若者は何を考えているのかわからない」
1度は口にしたくなったことがある言葉だと思います。
対面でもわからなかったことが、情報が減るWebでわかるようにはなりません。

最近の若者が何を考え、何に不安を感じ、どう伝えればいいのか
大変恐縮ですが最近の若者、リモートネイティブ世代を代表して、記載をさせていただきます。
新卒を迎え入れた人、新卒として社会に出る人の参考になれば幸いです。

なぜ、自分が伝えるのか?

自分は、2018年3月大学3年生のタイミングで、週に3日のペースでインターンとしてスナップマート株式会社で働き始めました。

そして2019年2月、単位を全て取得し卒業が確実となったタイミングで、フルタイム(週5日8時間)に働くペースを増やし、社会人0年目として大学4年生の1年間働いていました。

つまり昨年の1年間で「出社をして、対面をしながら業務を教わる、今までの社会人1年目」を経験しました。

2020年2月末、チームの異動が決定して営業チームへと異動をしました。
異動してからコロナウイルスの世界的な流行の影響で、在宅勤務へと切り替えが行われ、今は完全に在宅勤務となっています。

ここで、リモートネイティブとほぼ同一の「業務知識が無い状態で、在宅勤務をする」経験をしています。

つまり自分は「従来の社会人1年目と、新しいスタイルの社会人1年目」の両方を経験しています。

実際に経験をしていないことを想像して、相手の立場に立つことは非常に難しいです。
業界に長くいて、業界知識や、業務知識が染み込んでいる方は、余計に「全く知識が無い状態で、在宅勤務をすること」を想像するのは難しいと思います。

そこで、幸いにも両方を経験した自分が、両方の視点から、それぞれの考えていることや感じていることを伝える架け橋になれると思い、記事を書いています。
(あくまで、目黒の主観による記載です)

何が問題なのか?

では、実際にこの事態に陥って何が問題なのか。
自分が特に問題だと感じる2点について記載をします。

・リモートネイティブ世代の問題点

①学生と社会人の切り替えができていない
そんなの自己責任だろ!!!と思った先輩方、思い出してみてください。
入社式に向かう日、慣れない革靴を履いてネクタイを締めて「よし、今日から頑張るぞ」と意気込み会社に向かった日があったと思います。
着替えて、会社にいって、先輩方と挨拶をして同じオフィスで働く
当たり前の環境ですが、この環境は意識の切り替えに大いに役立っていたと思います。
しかし今年の新卒社員は、家でPCに向かって挨拶をしています。
場所も移動できず、いつもくつろぐ場所である家で、仕事をスタートします。
さらに業務知識は0
このような環境は切り替えがしづらくなる大きな要因であると考えます。

②人間力を鍛えることができない
新卒社員は、先輩の背中をみて育ちます。
どんな言葉を使うのか、どんな考え方をするのか、どう立ち振る舞うのか
たくさんの先輩方の背中をみて、自分なりの「なりたい姿」を見つけて、人間として成長をしていきます。
さらに、くだらない雑談でも「どこでスーツを買っているか」「どんな保険に入っているのか」「どんな趣味があるのか」など、人生を豊かにするきっかけを貰うこともあります。
リモートネイティブ世代は、この機会が圧倒的に少ないです。

でも、自分の好きな環境に身をおけるでしょ?
自分で調べればわかるでしょ?
僕たちは、知っていることや、興味のあることしか調べることができません。
アマゾンで本を買えば、欲しい本は買えます。
でも本屋さんにいくと、サプライズで自分の人生を変える本に出会うことがあります。
社会人にとっての本屋さんは、先輩方との何気ない会話だったりすると思います。

先輩方にお願いしたいこと

上記にて、リモートネイティブ世代の問題点を記載しました。
ここからは、わがままですが新卒を迎える上で先輩方にお願いしたい項目があります。
①自分の想像の2倍、丁寧に伝えて欲しいです。
在宅勤務では、何か情報を伝える際に「テキスト」「ビデオ会議」等を使って伝えると思います。
この二つは、対面と比べて伝えられる情報量が圧倒的に少ないと感じます。

僕たちは先輩方の仕事を直接みて学ぶ機会がありません。
見て盗むことは物理的に難しいです。

テキストに書いてあること以外はわからないし、ビデオで言われたこと以外を想像することは難しいです。
「言わなくてもなんとなく察してよ!」
その考えが通じない人種だと思ってください。

背景に何があって、なんのためにこの作業をするのか
その作業はどんな意味があるのか
しっかり伝えていただいた項目は、期待に応えることを約束します。

②責任感を与えて欲しい
これは、問題点①と関係がある項目ですが、今年の新卒社員は切り替えがしづらい環境にあると思います。
ただ、作業を依頼するだけでなく、「頼むよ」「任せるよ」を伝えてみてください。
些細なことですが、その一言が不思議と新卒社員の責任感を与えるきっかけになります。

自分の進路のため、卒業のために生きてきた学生を社会人へと成長される魔法のワードです。

マニュアルを渡せば、業務ができる人にはなると思います。
でも、それが社会人なのでしょうか?
たまたま自分が面倒を見る後輩ができたのなら、
どうせ業務を教えるのなら
その人の人生を変えるきっかけになるかも知れないという父性を持って、接していただけると幸いです。

最後に

新卒社員の現状と、最大級のわがままを記載しました。
これだけ見ると、大人に甘えて、他責思考を持った若者が多いと感じてしまうかも知れません。
なんでそんなことまでしなきゃいけないんだ!!!
と思うかも知れません。

でも、皆さんにもいた、かっこいい先輩方が今の自分たちに取っては、これを読んでいる先輩方です。
仕事に全力で、仕事を楽しんでる姿をどんどん伝えてください。
そんな先輩方を見て僕たちは、いつか仕事で恩返しができるようにと、先輩のために、全力を尽くすように成長していきます。

最後まで長文を読んでいただき、ありがとうございました。

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