見出し画像

目指すは日本一。探偵へのこだわりと沖縄への想い。ゲスト:高村一成さん(2022/12/23 OA)【Watta! Itta! #13】

新番組「Watta! Itta!」

第13回のゲストは、探偵社FUJIリサーチ代表の高村一成さんでした。

高村さんは父親の地元である那覇市で生まれ、物心がつく前に埼玉県の川口市へ移り、そこで育ちます。その後、不動産業や警備業を経験した後に探偵社FUJIリサーチを立ち上げ探偵業界に進出。
今では全国に6拠点、50人を超える探偵を抱えるグループに成長しています。

実はクワエとは10年来のお付き合い。高村さんのWeb関連の良き相談相手として、いつもご一緒させてもらい、家族ぐるみのお付き合いもしています。

そんな気心知れた高村さんと、ラジオという場での普段の二人とは少し違うトークがスタートしました。

放送はこちらから!

【radiko】 ※2022/12/30迄
→沖縄県内からはタイムフリー(無料)で、県外からはエリアフリー(有料会員)で聴けます。

【podcast】 ※2022/12/29~
→全国どこからでも聴けます。
(anchor、spotify、apple podcasts、Google podcasts、Amazon music)

放送内容のまとめ

ここからは放送内容のネタバレになりますので、是非番組を聴いてからお読みください。(一部、本放送ではカットされた部分も含みます)

難病をきっかけに探偵業へと進出

高村さんは沖縄で生まれた後に数年で埼玉へと移り住み、現在に至るわけですが、最初の就職先は父親が経営していた不動産会社で、そこで不動産営業を経験。その後に警備業を経て改めて不動産業に勤務して仕事にやりがいを感じるようになって来た頃、体に異変が起きてしまいます。

それが難病指定をされている目の病気であり、視野が狭まってしまうというもの。これにより車の運転が必須である不動産営業の勤務が難しくなってしまいました。

そんな高村さんの次のキャリアステップは意外なものでした。実は地元の知人が探偵会社の調査員をやっており、その知人と組んで探偵社を立ち上げることにしたのです。営業という職業を通して、お客さんとの会話に楽しみを覚えていた高村さんが営業全般を、そしてそのパートナーが実際の調査をする、という役割分担で立ち上がったのが、探偵社FUJIリサーチでした。

これまで全く経験のなかった業界で起業する。自身が調査を担わないとはいえ不安がありそうなものですが、高村さんはそうした不安は無かったといいます。
それは、ある意味”探偵”とは言っても、これまでの不動産営業と同じく依頼者に寄りそう仕事だからということも大きかったようです。
探偵の行う調査業というのは、警察の方々がやっている仕事に近いことも多いのですが、行方不明の人や家出した人を探したり、ストーカー被害を受けている人の証拠を押さえたり、警察の方々が忙しくて手の回らないところを出来るので、本当に困ってしまっている人の役に立てるという点が高村さんんにとっても魅力的だったようです。

こうして探偵業界に足を踏み入れた後、順調に事業を拡大していくことになっていきます。

”探偵”のやりがいと大変さ

創業から15年ほど経ち、今や全国展開している探偵社FUJIリサーチ。高村さんは自身の会社だけでなく、探偵業界の健全化のための活動を行う「さいたま調査業協会」の会長も務めています。

そんな高村さんが考える「探偵」という存在はどういうものなのでしょうか。

一般人にとってなかなか接する機会のない「探偵」。ドラマや小説などの創作作品の中ではハードボイルドだったり、事件に巻き込まれたり。または不倫現場の張り込みや尾行といった業務だったり。そうしたイメージしかないかもしれませんが、実態はそうしたイメージとはだいぶかけ離れていると言います。

基本的に探偵は、依頼者の代わりに何らかの証拠だったり探している人自体を見つけることが仕事になるわけですが、そのためにはドラマの中のようにアクションをしたりといった派手なことは全くなく、それこそ10時間以上も動かずに張り込みをしたり、気付かれないように尾行をし続けたり、結構泥臭い、地道な仕事の積み重ねになるとのこと。

例えば、失踪者を探す依頼の場合。やはり人が居なくなると何らかの痕跡が必ず残るようで、それを聞き込みや張り込み、ネットでの調査なども使ってその”点”を”線”にしていくことで、最終的に辿り着けるわけですね。

高村さんの中で今でも記憶に残っている依頼というのが、親御さんから依頼された息子の家出の調査で、家業を継ぐ継がないで揉めてしまってその結果の家出だったようですが、通常は1ヶ月ほどの期間がかかってしまうことが多い調査を何と1日で見つけることが出来たとのこと。
しかも見つけた場所というのが自殺の名所だったようで、少しでも早く見つけることが出来たことで一大事は回避することが出来、その後は親子関係を修復出来たという事例だったようです。

もちろんこうした依頼だけでなく、夫婦関係のこじれからの不倫調査の依頼も多いとのこと。
これまで長年の経験から言えることとしては、女性側が疑った男性の浮気は可能性が高く、逆に男性側が疑う時にはだいぶ不倫が進行していてもう手遅れ、というケースが多いとのこと。
別れるにしても関係を修復するにしても、まずは当事者間で事実をしっかりと示した上で話し合いをしないと始まらないので、疑ってしまってモヤモヤしているくらいならしっかりと事実に向き合い、次のステップに進むことがオススメということでした。

もちろんこうした調査のニーズは無い方がいいわけですが、もしもこういった悩みがあれば、相談してみてはどうでしょうか。

自身のルーツである沖縄の若者を支援したい

高村さんは物心がつく前に沖縄を離れているので、残念ながら沖縄での昔の思い出はあまりありません。しかしながら父親が沖縄出身でありその血が流れていることを、沖縄に来ると感じるといいます。
ここが自分が生まれた場所であり、父親が生まれ育った場所なのだ、という事実が、沖縄に旅行などで来るたびに親近感を覚えることになっていったのかもしれません。

そんな高村さんは、将来沖縄の若者たち向けに探偵学校を作りたいと語ってくれました。

沖縄も含めて全国には多くの探偵会社があり、探偵の調査員が居るわけですが、普段なかなか接しない業界だからこそ、依頼者が気付けない調査員の技術不足が散見されると言います。
こうした状況を改善するために協会長も務める高村さんですが、やはり自身の会社を日本一の探偵会社にするためには、一人でも多くの優秀な調査員が必要であり、それを自身の手で育てていきたいと考えているということですね。

沖縄の若い子で県外に出て活躍したい、という純度100%のやる気のある人を受け入れて、一流の調査技術を教えて探偵として手に職をつけてもらえば、もちろん高村さんの会社に入ることも出来ますし、自分で独立して全国どこでも働くことも出来る。
そんな活躍の機会を、自身のルーツである沖縄の若者たちに提供したい、と高村さんは熱く語ってくれました。

探偵学校自体はまだこれからの準備になるようですが、さいたま調査業協会やFUJIリサーチとしてはいつでも希望者を受け入れているということですので、「探偵になって県外で働いてみたい」という人は是非、連絡してみてはいかがでしょうか。

こぼれ話

高村さんの沖縄でのフェイバリットスポットは、「沖縄アリーナ」でのキングスの試合観戦と、南城市にある新原ビーチの「食堂かりか」でした。どちらも以前にクワエが案内した場所です。

沖縄市の「沖縄アリーナ」は、今や誰もが知る場所。県内で多くのファンがいるバスケットプロリーグの琉球ゴールデンキングスの本拠地として、2021年にオープンした多目的アリーナ。クワエと共にキングスが大好きな高村社長も今年のゴールデンウィークに初めて訪れたとのこと。
しかしあまりの混雑ぶりに、イオンライカムからのシャトルバスでは間に合わず、慌ててタクシーに乗ってなんとか辿り着いたというエピソードを話してくれました。
(おそらく正解は北谷に車を停めてのタクシー、だと思います)

また「食堂かりか」は、クワエが運転するレンタカーで訪れたところ、なんとその途中で事故(民家の壁に車をこすった)を起こしてしまい、帰りの飛行機まで残り時間が僅かのところでとても焦った、というお話でした。
言い訳をさせてもらうと、新原ビーチまでの道はかなり道幅が狭く入り組んでいるため、一度道を間違ってバックで戻ろうとするととても危険なんですね。もし行かれる際は十分気を付けて運転してください。


最後に、そんな高村さんからリスナーにメッセージ。

【高村さん】
探偵や調査会社を使うといった機会はない方が本当はいいと思います。それでも何かに悩み抜いたり、自分ではどうしようもなくなったりといったことがあれば、色々と相談してもらえればと思います。
あとはこれから探偵を、調査業をやってみたいという若い人が居るのなら。この仕事は人の人生を左右するような仕事で、やりがいは非常にあります。ですので少しでも興味があれば是非チャレンジしてみて下さい。いつでも待っています。

自身が未経験から探偵業に進出し、ここまで大きなグループにした高村さんだからこそ、伝えられるメッセージかもしれません。
普段なかなか知ることの出来ない"探偵業”について、少しは興味を持って貰えたのではないでしょうか。

次回のゲストの紹介

さて第14回となる次回のゲストは、先日現役引退を発表し、12月30日に故郷である石垣島で引退試合を行う、元プロ野球選手の大嶺祐太さんです。

【Instagram】 【会社HP】

大嶺さんは石垣島生まれで、小学校の頃から野球を始めて中学生の頃には世界3位に。そして八重山商工へと進学し甲子園に春夏の連続出場を果たします。
そしてドラフト1位で千葉ロッテマリーンズに入団後、投手として活躍。その後は度重なる怪我に泣かされ今年引退し、東京神田で焼鳥店の共同経営を始めたほか、今後はアパレルブランドの立ち上げも予定しているのだとか。

そんな大嶺さんにこれまでの選手としてのキャリアの話、そして今後の第二の人生について伺うので、どうぞお楽しみに。

2022/12/30、22時~ オンエアーです!


「Watta! Itta!」(ラジオ沖縄)
毎週金曜日 22:00~22:30
ハッシュタグ:#ワッタイッタ
メール:watta@rokinawa.co.jp
→皆様からの感想やゲスト候補の自薦・他薦もお待ちしています!


【Watta! Itta! Credit】
・Sponsor
一般社団法人あゆむ
株式会社バリューブリッジ
株式会社しんか

・BGM
(Opening)「Emotronik」佐土原隼人
(Ending)「かえりじたく」ninny
(Jingle)なるけしんご、近藤崇、ハヤシユウ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?