見出し画像

【Day2】マラウイ旅行記

DAY2

Mzoo zoo zooゲストハウスを出てバスでカタベイに向かう。バス停までの2キロ強を、またまた犬がついてきてくれた。バス停につくと、相乗りタクシーの客引きがたくさんいた。適当な人に値段を聞くと、ある程度相場通り(5000マラウイクワチャ=450円くらい)だったのでお願いすることにした。親切な国マラウイなので、10kg以上あるバックパックをわざわざタクシーまで運んでくれた。そばのポテトを売ってる露店では、なんとフリーの味見用のポテトが置いてあってたまげた。

タクシーに向かって歩いている途中、客引き同士の壮絶な争いが始まった。例の如くタクシーは超満員になるまで出発しない。客引きは何人捕まえたかでフィーをもらっているので、俺のタクシーの方が早く出発するからこっちによこせみたいな感じだった。まるでラグビーボールを奪い合うかのように僕のバックパックを奪い合い、結果、もとからがっちり確保していた最初の客引きが勝利した。

僕のバックパックを持ってズカズカ進む

マラウイの中でも農村部は超貧困層が住んでいる(1日の食費が1ドル以下)一方、木陰に座ってのんびりおしゃべりをしていたし、みんな優しかった。一方都市部にはショッピングモールみたいなのがあって発展しているが、その分貧富の差がかなり激しいように思う。町中ゴミだらけで、物乞いもいっぱいいた。
この客引きは後から謎に追加で1000mkw要求してきて、面倒だったし、タクシーの運転手もチップを要求してきてだるかった。
国が富む途上には壮絶な貧富の差と、せわしくなる人の心があるなと思った。
貧乏旅するならマジで安心安全で人もあったかい田舎が最高。

乗り合いタクシーに2時間弱乗ってカタベイに着いた。第一印象は、リゾート地。ビーチと綺麗な湖とさんさんと照る太陽の街だった。第二印象は、魚の匂い。湖で獲れる魚の干物がそこらじゅうで売られていて、お腹が空いた。宿泊地は国境でメッセージを送って返信してくれた宿のうちの一つで、Soul Rebel lodge & backpackersというところで、ドミトリーは$15と高かったが、キャンプサイトなら1人$6だったのでキャンプ泊をした。

昼ごはんにBatala fishという魚を食べてから湖で泳いでいると、湖畔で涼む1人の男性に声をかけられた。暇だからこっちに来てchatしようよ、君はchatは嫌いかい?みたいな感じだった。「おしゃべりしようよ」って声をかけられるのはなんかおもろいしかわいいなと思った。喋った内容は、結構アフリカあるあるだけど、いつか日本に行きたい、日本で働きたい、けど9時-17時では働けない、みたいなこととか、なんなら家に泊めてあげてもいいよみたいなことも言ってくれた。ちなみに彼とはwhats appを交換し、その後毎日 ”Hi, Shota“とメッセージを送ってくるようになった。町中で違う人にも、後でここに来てchatしようぜ!みたいに言われたし、おしゃべりが大きな娯楽なのかもしれない。

宿に戻ると、もう一つの娯楽を見つけた。これも、まじでそれしかやってないなっていうくらい、昼くらいからずっと宿のお姉ちゃんがやっていたやつで、たくさん穴の空いた木のボードにビー玉を乗せたボードゲームみたいなやつだった。声をかけると試しにやらせてもらえることになった。


バウというゲームで、アフリカ全土にあるらしい。

最初は難しかったもののやりながらすぐルールを覚えられ、なんやかんやで2時間ほどやりこんでしまった。オセロとか将棋みたいな感じで先を読んでプレーするのが大切なのだが、現地の人たちは一瞬で最適解を導き出すので、すごいなと思った。きっとプレー時間も半端ないんだろうと思う。

次の日にはマラウイ-ザンビアの国境付近を目指したいたくバスを探すと、バスはなんと深夜3時発だったので早く寝ることにした。ちなみにこのバス探しにも一悶着あり、宿の人が僕らのためにバスを探そうとしてくれた。選択肢を二つ提示してくれて、安いローカルバスで9時間くらいかけて行くか、高い高速バスで6時間くらいかけて行くかのどっちかだと。僕らはバウが楽しすぎて、考えるのも面倒で、迷った雰囲気を出しながら40分くらいその人を待たせてしまった。挙句、高速バスを予約するためにATMに入金しに同行してもらっている道中で、やっぱり高いの嫌だなと思い、「やっぱりローカルで行きたいです」と言うと嫌な顔ひとつせずローカルバスの乗り場に案内した上運転手の連絡先をつないでくれた。マジでありがとうと言うと、君たちがハッピーに旅をすることが俺のハッピーなんだと言ってくれて、感動した。

今日もまた、マラウイに来て良かったと思える二日目だった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?