鹿児島民俗研究会会員「眇魚洞閑人」の特定

鹿児島民俗研究会の会誌『はやと』の第3号から第6号にかけて「眇魚洞閑人」という人物が登場し、「会員点描」を書いている。この度、第5号が入手できたので、会員点描が全部そろったことになる。初期のメンバーからここに紹介されない人物ががいとうするのではないかと見当をつけ、確認作業をしていきたい。

3号
会員点描（一）　眇魚洞閑人
宮武省三氏、永井龍一氏、楢木範行氏、野間吉夫氏

4号
会員点描（二）　眇魚洞閑人
小出満二氏　谷口熊之助氏　内藤喬氏　兒玉幸多氏

5号
会員点描（三）　眇魚洞閑人
築地健吉氏、川畑春香氏、川邊正巳氏、中島馨氏

6号
会員点描（四）　
町田二次氏、西郷晋次氏、基道廣氏、高橋義雄氏、川崎初江氏

以前、執筆者一覧を作成したので、ここから類推していく。

○宮武省三（大阪商船会社鹿児島支店長、香川県出身、会員点描1）
○野間吉夫（鹿児島朝日新聞記者、会員点描1）
○楢木範行（鹿児島商船学校、会員点描1）
○築地健吉（小学校教諭、会員点描3）
○内藤喬（鹿児島高等農林学校、会員点描2）
○西郷晋次（小学校教諭、会員点描4）
○宮田吉憲（鹿児島市）
川崎初枝（小学校教諭、女性、会員点描4）
○町田二次（鹿児島史談会会員、会員点描4）
○児玉幸多（歴史学者。学習院大学名誉教授。「日本近世農村・交通史の泰斗」、会員点描2）
○永井龍一（大島郡の教育関係、鶴嶺女学校、『南島雑話』、会員点描1）
○安藤佳翠（奄美大島、沖永良部）
○丸山義武（小学校教諭）
○川畑清香（小学校教諭、会員点描3）
○基　道弘（奄美・喜界島。岩倉市郎と交流。会員点描4）
○中島馨（日本のミステリー文学評論家、国文学者、中島 河太郎、会員点描3）
野村伝四（奈良県立図書館長。英文学者、方言学研究者、民俗学者、教育者）
○川那部　澄（『反古ぶくろ』1984）
○浜崎秀吉（『ふるさと道草』1991、喜入町）
○小出満二　会員点描2
○谷口熊之助　会員点描2
○川邊正巳、会員点描3
○高橋義雄、会員点描4

情報を整理すれば、分かると思ったが、結論が出せなかった。

そもそも眇魚洞閑人は、どう読むのであろうか？

「眇」は「すがめ」
「眇魚」は「すがめうお」だろうか？
「眇魚洞」でなんと読むのか？
「閑人」は「かんと」であろうか？

ご教示を乞う！