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#エッセイ
一閃藍「星屑すくい」
あの子がピンクでわたしは水色。
本当はピンクがよかったのに、それでも自ら水色を選んじゃうような捻れ方も、その指先でかわいいかたちに括ってもらえるだろうか。
祈るみたいに掬ったラメを瞼の上に散りばめて、手のひらの生命線を延長させるみたいに引くアイライン。ひかりの下でわたしの瞼がきらめいた時、かみさまに、あなたに、わたしの葬った祈りが届いたんだと思えるその瞬きが、わたしを完ペキなにせものの夜空に仕立
あの子がピンクでわたしは水色。
本当はピンクがよかったのに、それでも自ら水色を選んじゃうような捻れ方も、その指先でかわいいかたちに括ってもらえるだろうか。
祈るみたいに掬ったラメを瞼の上に散りばめて、手のひらの生命線を延長させるみたいに引くアイライン。ひかりの下でわたしの瞼がきらめいた時、かみさまに、あなたに、わたしの葬った祈りが届いたんだと思えるその瞬きが、わたしを完ペキなにせものの夜空に仕立