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これだけは外せない!医師のキャリアアップ4つの視点

医療を取り巻く環境は常に変化し続けており、医師としてのキャリアを前進させるためには戦略的なアプローチが必要です。

新しいチャレンジを受け入れたり、自己啓発を積極的に行ったりすることで、より良いキャリアを築くことができます。

そこで今回は、長年、医師の転職支援に携わってきた立場から、医師としてのキャリアを前進させるための4つの視点を、成功例に基づき紹介します。

1.本業に集中する


最初に結論を言ってしまうと、最も効率の良いキャリアアップ法は「本業に注力する」ことです。具体的には日々の臨床と学会活動です。

臨床に集中し、患者に最高のケアを提供することで、院内外からの評価が高まり、ヘッドハンティングを受ける機会も増えます。

特に脂ののった30代後半以降は、ただ自身の臨床に集中するだけでなく、リーダーシップを発揮することも大事なキャリア戦略です。組織を運営し、改善や効率化の取り組みを行うことで、自身の経験や能力を更に高められるだけでなく、組織内外の人間関係を築き、信頼を得ることができます。

そうなれば、組織の中で無くてはならない存在となり、医長→部長→統括部長→副院長→…と、自然とキャリアアップしていくだけでなく、更なるステップアップも期待できます。

事例を一つ紹介します。

都下の一般病院で内科部長として長く活躍していた50代の中井医師(仮名)。
患者さんからの評判と院内でのマネジメント力が某中堅医療法人の経営陣の知るところとなり、院長職でヘッドハンティングを受け、年収が1500万円から3000万円に倍増しました。

同じようなことは学会でも起こり得ます。学会後の飲み会で同窓の先輩から誘われた、というのは良くある話。学会発表などを通じて自身の専門性を高めていくと、ただのお声がけに留まらない良い誘いも増えていきます。学会は面倒臭がらずに積極的に参加しましょう。

特に昨今、医療の世界もグローバル化が進んでいます。チャンスがあれば海外への留学や学会に参加し異なる文化や医療システムに触れることで、自身の視野を広げることができますし、その経験をキャリアに活かせます。

2.スキルを掛け合わせる

新しい専門分野やサブスペシャルティを会得することで、より幅広い患者層に対応できるようになります。

整形外科クリニックを開業した30代の佐藤先生(仮名)は、週6日働いていたのにも関わらず、当初想定より売上が伸びないことに冷や汗の日々。
ある日、主な患者層である70代は、何らかの内科的疾患を持っていることに気付きます。

佐藤先生は大学の先輩のクリニックで内科の修行をさせてもらい、そのスキルを自身のクリニックに還元。売上は1.5倍になり、非常勤医師を雇い、週休3日のライフワークバランスの取れた日々を送りつつ、分院展開を進めています。

3.医療以外の道も探ってみる

これもスキルの掛け合わせのひとつと言えますが、医師としての知見・スキルを活かしつつ、ベンチャー起業など医師以外の道に飛び出す選択肢もあります。

私が以前サポートした医師の中には、開業コンサル、アスリートやビジネスパーソン向けの健康サポートのほか、医師専門の人材紹介サービスや求人ポータルサイトを作ったり、スマホアプリを使った臨床支援サービスを手掛けたりする方もいました。

若い医師たちは既存の枠組みにとらわれない発想を持つ人たちも多く、こうした流れは加速しそうです。

4.専門家からアドバイスを受ける

いくら優れた人であっても、自分一人でキャリアを考え、成功をおさめるのは困難です。

先輩や同僚に相談するのも一つの手段ですが、転職などキャリア形成に関わる部分については、その道の専門家を頼るのが近道と言えます。セカンドオピニオン感覚で大丈夫ですので、医師に特化しているキャリアアドバイザーに相談してみましょう。

自身のスキルや興味に合ったキャリアの選択や、転職に関するアドバイスを受けることで、自身のキャリアの方向性を定めることができます。
それにより、自身の強みや可能性を最大限に引き出し、キャリアをより充実させることができます。

尤も、医師専門のキャリアアドバイザーは国内で1000人以上いると言われます。その経験・人脈・スキルはまさに玉石混交。良いアドバイザーとめぐり逢いたいなら、気になった会社に電話かメールで「キャリアについて本気で考えているので、トップアドバイザーに相談したい」と連絡するのが良いでしょう。

最後に、キャリアを前進させるための戦略を、私と一緒に考えてみませんか?
私は長年、医師の転職エージェントとして培った知識・経験を活用し、幅広い戦略をご提供し、先生方のキャリアをサポートしています。ベストのキャリアプランを一緒に考え、より充実したキャリアを築きましょう。お気軽にご相談ください。


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