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バックレちゃえばいい

今バイトを探している。先日は家電量販店の高時給バイトの求人に応募したのだが、就職活動並みの面接を受けた末に不採用となってしまった。人間として魅力がないと思われたのか、前職を体調を壊してやめたということを言ってしまったからなのか、不採用の理由は定かではない。

できることならきついバイトはしたくない。長時間のバイトはしたくない。深夜のバイトはしたくない。最低賃金では働きたくない。そんな「したくない」づくめのワガママニートなのだが、与えられた仕事は全力でこなす努力は常に怠っていない自負がある。それでもダメなときはとても悲しい気持ちになるけれども。

職場の要望には最大の努力を持って応えるようにしている。ピザ屋のバイトでもそのようにしていたつもりだ。だがそれでも期待に応えられないときもある。どうしても外せない用事(通院とか)があってその人手不足の時間帯にシフトに入れないときはとても心苦しい。そんなことを主治医に漏らしたら「バイトなんだからそんなの社員側の責任じゃん」と言われた。

以前ツイッターでこんな記事が話題になった。

この警備員の言い分に賛同した人は少なくない。僕も「バイトなんだからもっと気軽にやればいいじゃん」と言われる。リベラルな人も言いそうだ。だけれども、「あなた実際にその当事者になったとき同じこと言える?」と思うのだ。「無理だったらバックレればいい」とか「理不尽に耐える必要はない」とか、ツイッターではとてもウケの良い甘い言葉だが、実際にそんなことはできない。僕の臆病さ由来の良心がそんなことを許すはずがない。体調が悪くてもバイトには行くし、多少のパワハラも耐える。そもそも、このニュースだって、当たり前じゃないからニュースになっているわけで、やっぱりみんなバックレなんてできないんですよ。

「バイトだから責任なんてない」なんてことは無いんですよ、先生。


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