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VRChatとセクシャルハラスメント

今日もVRChatが楽しい。kawaii女の子といちゃいちゃして過ごす時間は私にとっては癒やしの時間だ。VRChatは人と人の距離がとても近い。その日出会ったばかりのkawaii女の子とVRエッチをするなんてことも珍しくはない。出会って挨拶代わりに顔や頭を撫でるようなことは日常である。しかし、私も誰にでもそのように接するわけではない。慎重に接する対象は2種類いる。まだVRChatを始めたばかりの人とリアル女性だ。

女性には近寄りがたい。性暴力だのセクハラだの言われる昨今、リアルでは私は女性への接し方にひじょうに気を使っている。女性の前では性にまつわる話をしない、女性のプライベートに関わる話をしない、個室で女性と二人きりにならない、女性の身体に触れない、女性を食事に誘わない等の配慮を重ねている。かつては私は好みの女性がいれば、食事やデートに誘い、二人きりの時間を作っては積極的に相手のプライベートな話を聞き、隙きあらばボディタッチを繰り返してきた。私はもうそのようなことはやめた。性暴力はいけない。レイプ魔になりたくない。

そんなわけで、VRChatにおいてもリアル女性にはなるべく近寄らないようにしている。長い期間をかけてその人が信頼できるとわかってから親しくなるようにしている。もっとも、VRChatにおいて、リアル女性と遭遇する確率は極めて低い。リアル女性のVRChatユーザーが極めて少ないことと、私がバ美肉おじさん界隈におり、そこはリアル女性にとって近寄りがたい界隈だからだ。たまにフレンドのフレンドのフレンドくらいの関係で遭遇する程度で、仲良くなることはまず無い。

ただでさえVRChatユーザーは少ないのに、その中でもさらに少数派で、なおかつ彼女らが近寄りがたい場所にいて、自分自身も近寄らないようにしているのだからリアル女性と接触することは無いだろう……。

しかしながら、VRの未来は幸か不幸か明るいのだ。コロナ禍による影響もあってか、VRChatのユーザー数は劇的に増加しているらしい。

2020年4月時点で最大同時利用者数16,000を超え、2018年初旬に記録した20,000人に迫る勢いを見せつつあります。
(中略)
2020年4月23日現在、同アプリで記録された最大同時利用者数は、2018年初旬の20,000人です。この数字はその後減少。2019年後半まで7,500~8500人程度に留まっていました。

さらに、10月16日にはVRの新デバイス、OculusQuest2が発売される。

これまではVRデバイスだけで最低5万は必要だったものが、3万円台で購入できてしまうのだ(OculusQuest2は37100円、PS5は39980円。PS5より安い!)。しかも、このデバイスはPCなしでも(限定的ではあるが)VRChatに入ることができるため、VRChatユーザーは今後も増えることが予想される。

VRChatユーザーが増加するということは、女性の人数も増えるということだ。もしかしたら女性の比率も上がるかもしれない。かつての私なら大喜びしただろう。しかし、今の私は澁谷知美先生の「非モテ男性は男性だけでBBQパーティーをやってろ」とか、上野千鶴子大先生の「オタクはオナニーして死ね」というようなフェミニズムの教えに従い、リアルでは女性に近寄ることなく、VRChatというほぼ非モテ男性しかいないような世界で、さらにその中でも男性しかいないバ美肉おじさん界隈というニッチなコミュニティに属して、女性の活躍する社会に貢献する非モテ男性の生活を送っている。インセルだとか差別主義者だとかネトウヨだとか何故か言われてしまうのだが、そうやって私をけなす人たちの教義に従い生きているのだ。私は非モテコミュニティに女性が入ってくると、フェミニズムの戒律を破ってしまうのではないかと不安になってしまいます。誰か助けてください!

真面目な話、女性がいなかった世界に女性が入ってくるということは、私達が「新しい生活様式」を受け入れなければならないということとセットである。

少し前の話になるが、とあるフェミニズムの研究をしている大学研究者が火だるまになったという事態が発生した。

結局の所、フェミニストたちは非モテ男性がどこでどう過ごしていようと、とにかく「女性」に触れることが絶対に許すことができず、非モテ男性を叩きたくて叩きたくてたまらないのだ。議員系Vtuberのおぎの稔さんが一刀両断して返り討ちにしてくれたが、この炎上騒動はVRChatユーザーの間でも話題になるほどに影響力のあるものだった。

私は以前からフェミニストがVRを燃やしに来ることを恐れていた。

案の定来てしまった。今回は炎上したのはVRChatではなく燃やしに来た本人だったが。だが、今回炎上した人はただの斥候でしかない。これからVRChatの実態が世に知らしめられることで、フェミニストは大挙をなして私達に襲いかかってくるだろう。

今回のフェミニストによる炎上ポイントは「性的搾取」だった。次に来るのは「セクシャルハラスメント」だと思う。

私達VRChatの民は先にも述べたとおり距離感のとり方がリアルと全く異なる。まさに濃厚接触が日常的に行われる世界である。この中に普通のリアル女性が入ってきて、不快感を感じないはずがない。加えて、VRChatにもともといた人たちは自主的に初心者への接触ルールを守ってきたが、新規参入者が増加すればそのようなルールが守られる機会は減っていくだろう。

よって、これからのVRChatは「VRChatに入ったらおっさんに身体を撫で回されて不快になった」と被害を訴える被害者女性の声を聞き入れなければならなくなる。そして私達はVRChatにおける「新しい生活様式」を受け入れざる負えなくなる。

「新しい生活様式」とは、これまで当たり前に行われていた挨拶代わりに顔を撫でるような行為を慎むといった、アバター同士の接触を極力控えるというものだ。私はフレンドになったばかりの人が自分のインスタンスに遊びに来てくれたら、「わー、○○さん、遊びに来てくれてありがとー!」などと言いながら頭や顔を撫でに行くのだが、もしそれが中身がリアル女性であった場合、セクハラになってしまう可能性がある。

「わとりんはVRChatにおいてもリアル女性に関わらないようにしているのだからそんなことを心配する必要はないのではないか」と疑問に思う人もいるかも知れない。しかし、私の周りにいるVRChatユーザーは中身がリアル男性なのかリアル女性なのかわからないケースが多い。バ美肉おじさんばかりでみんながkawaii声を出しているのでわからないのだ。さらに、バ美肉おじさんは女の子として振る舞いたいので、リアルの性別を尋ねるのは、時として彼女らを傷つけることになる。私自身も「リアルは男性か?」と聞かれるのは気持ちの良いものではない。リアルの性別を気にすることなく、目の前にいる存在とふれあって、みんな”ジェンダーフリー”の生活をしているのだ。

そんな中にやたら被害者意識の強いリアル女性が接触してきたらどうなるだろうか。しかもフェミニストであったら。おっさんたちが女の子アバターを纏い、女の子の声を出し、お互いに親密な距離感で接していて、その矛先がフェミニストに向けられたらどうなるだろうか。フェミニストは大層気分を害することになり、一部始終を録画され、ツイッターに投稿され、ジェンダー研究者がそれっぽいコメントを付けて引用RTをして、フェミニスト仲間によって激しい罵倒とともに拡散され炎上するようになり、私達バ美肉おじさん界隈は性差別主義者のレッテルを貼られることになるだろう。

フェミニストに嫌悪されている私達非モテ男性は、言われたとおりおとなしく見えないところで非モテ男性同士で楽しくやっているのだから、お互い見えないところにいましょう。わざわざ見に来ないで欲しい。どうせわかり合えないのだから、あなた達フェミニストにとって私達は、地球の裏側に住んでいる名前も顔も生きているか死んでいるかもわからない70億分の1の存在でありたいのです。

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