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ジェンダーとはいったいなにか

2020年の冬。博物館で「性差(ジェンダー)の日本史」という企画展を見に行ったときに思ったことです。

あらかじめ書いておくと、この展示について批判したいわけではないです。あくまでも、わたしが思ったことです。

ちょうど「ジェンダー」という言葉に興味を持ち始めていて、「ジェンダー」について学びたかったから、これは行くしかない!と思って即チケットを購入したこの企画展。

この企画展に対して、わたしが期待していたことは男性/女性、両方の面から性差を学ぶということ。

わたしは女で、世の中に溢れる性差別的なものの中でも「女性の生きにくさに繋がるもの」について強く反応してしまうことが多かった。(例えば「男尊女卑」、「女らしさの強要」とかね。)
「男性の生きにくさに繋がるもの」については正直あまり考えられていなかった。

男性について考えるようになったきっかけはTwitterだった。とある女性が「女性の不利益」を訴えるツイートをしたところ、そのツイートには男性からの「男だって〇〇だ。女だけではない。(意訳)」というコメントがいくつかぶら下がっていた。

そのコメントに対し、ツイート主の女性が「いまは男性の話はしていない(意訳)」てきなツイートをしていた。

わたしはこの女性の発言に全く賛同できない!と強く思った。
男性も女性もそれぞれ理由は違えど生きにくい要因があるのであれば、その生きにくい要因を無くすという大きな目標に対してお互いに協力すべきなのでは???と思っている。
だって最終的な目標が同じなら、協力したほうがいいじゃん。

誰もが生きやすい世の中にしたいから、わたしは男性の生きにくさを知りたい。

そんな気持ちで「性差(ジェンダー)の日本史」を見に行った!!!!
けれど、わたしの期待は全く満たされなかった。

性差の日本史と言っておきながら、そこには女性視点の性差のみが並べられていた、ように感じた。
女性の立場がいかにして弱くなっていったのかという女性視点の歴史が軸になっていた気がする。(それは見方が悪いぞ!っていう人も居るのかもしれないけど、わたしにはこう見えました。)

男性の視点はここにはないのだろうか?

女性の立場が弱くなっていった裏側では、きっと、男性が強くいることを強要されていくようになった歴史があるばすなのに…!!!
(この考えがそもそも間違えているのかなぁ〜。教えて詳しい人!)

この展示の内容を見て、もしかしたら世の中の「男性に関する性差別」への関心ってまだまだ薄いのかも…と思った。
この予想が合ってるのか間違っているのかはわからないけど、合っているとしたらよくない傾向だなと思っている。

「ジェンダー」という言葉は女性が主に関係しているものってわけじゃないと思う。男性女性どちらにも同じように関わる言葉だとわたしは思っている。

「ジェンダー」ってなんなんだろう。展示を見終えてそんなことをグルグル考えていた🌀

ジェンダーについて男性女性それぞれの面から語られている本とかあったら読みたいなー!今日はここでおわりー!

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