行動科学セルフマネジメント読了

行動の教科書 = 仕事の標準化

できない理由2つ

・やり方がわからない
・わかってても続かない

習慣化とは

「しなくてはいけないと思う」
→「しないと気持ちが悪い」
→→「いつの間にかやっていた」
と変化すること。

スローガン言葉の無意味さ

「意識する」
「相手の立場になって考える」
「もっとお客様を見ろ」

声掛け「大丈夫か?」は意味なし
→ 具体的行動の提示とその履行が必須

MORS(モアーズ)の法則
計測、観察、信頼、明確
→挨拶の声量も音量測定器で。

p.102
すべてのマイナス感情は過去の後悔と未来への心配によって起きる

怒りという感情は、自分がつくり出している。
同じレストランで同じように待たされても、「まだかよ」と怒る人と、「早く食べたいな」と楽しみにできる人がいる。つまり、怒りやすい人は、外にその原因を求めやすい人。「もっと自分を大事に扱ってほしい」という思いが強い人ほど怒りも強くなる傾向がある。
すれ違った人と肩がぶつかったとき、怒る人と怒らない人の違いは、自分が他人にどう扱われているかということへの執着の違いである。顧客のクレームも同様。
→ 自分という人間が、周囲の環境や他人の言動に左右されている

p.126
「いい結果をすぐに得られる」とわかったときに、人は積極的にその行動を繰り返します。

p.154
累積を計測して評価する。成功か失敗かではない。少なくとも「成功に向かっている」ことを尊重する。成長を実感させる。

p.167
「"不足行動"を増やす」 … 英会話学習やランニング
「"過剰行動"を減らす」 … タバコや過食
→合わせて「ターゲット行動」と呼ぶ
→ABCモデルアプローチで対処

◆課題が過剰行動の場合
目先の快楽を「ライバル行動」と呼ぶ
目先の快楽を得られる代わりの行動「チェンジ行動」
それをうまく行えた場合のメリットの明確化

◆課題が不足行動の場合
先行条件(A)をどんどん設定して行動できる確率を高める→いいシューズを買う、楽しいコースを見つける、好きな人を誘う(動機付け)
すぐに表れない良い結果に対する代替として即席ご褒美の用意

p.174
行動科学マネジメントでは【数値化できないものは行動ではない】としている。
× 「積極的な挨拶」
○ 「1日にN回挨拶」「デシベル判定」

p.176
失敗したときの三つのスタンス
・感情的にならず論理的に
・主観的でなく客観的に
・抽象的ではなく具体的に
いい行動を習慣にしたかったら、それができる環境をつくる。

p.184
「すべき」を捨てて「したい」を思い出す。やりたくない自分を認める。

p.190
「自己効力感」を高める四つのポイント

◆自己の成功経験✩✩✩
これまでに同じ行動か似た行動をうまくできた経験があること。

◆代理的経験
自分には経験はないが、他人がその行動をうまくこなすのを見て、自分もできそうだと思うこと。

◆言語的説得
自分にはその行動をうまくできる自信がさほどなくても、他人から「あなたならできる」と言われること。

◆生理的・情動的状態
達成感や喜びによって、生理的状態や感情面で変化が起きること。

p.200
「優先順位」よりも「劣後順位」を大切に
劣後順位: 捨てるものを先に決める
何を取るかより何を捨てるか
→逆の意味ではなく、「できない分を先に捨てて残ったものに優先順位をつける

× 「1分1秒をムダにしない」
○ 「本当にやりたいことのために、いらないことに費やしている時間を回す」

p.208
楽しい予定を入れれば、それを実現させるために効率よく仕事を片付けようとするし、モチベーションも高く保つことができる。
×「時間ができたら○○しよう」
→仕事は無限に発生する。楽しい時間を持てないまま走り続ける。だんだん不幸感や被害者意識が強まる。燃料切れを起こして立ち行かなくなる。


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