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Superchunk / Tossing Seeds (Singles 89-91)
今回取り上げるのはこれ。
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1992年リリースのコンピレーションアルバム。タイトルが示すように1989年から91年にかけてリリースされたシングル、EPをまとめたもの。リリースはMacとLauraが運営するMergeより。Mergeから初めてリリースされたアルバムでもある。
少しだけMerge Recordsについて述べると、その始まりは7インチレコードをリリースするためのレーベル。Superchunkも7インチはMergeからリリースしていた。Steve AlbiniからTouch & Go Recordsを紹介してもらったことで、Mergeは彼らにディストリビューションを引き受けてもらい、アルバムをリリース出来るようになったそう。Mergeはその後も順調な運営を続け、リリースした作品がビルボードチャートの上位、そして1位になったりするなど、今では最も成功したインディペンデントレーベルの一つと言われているくらい。Mergeからリリースされる作品はどれもクオリティの高いので、気になる方はチェックしてみてください。
本作に戻すと、オリジナルアルバムに未収録の曲が多数収録されている。Superchunkはこの7インチやシングルというものに強く愛着を持っていて、現在に至るまで定期的にシングルやEPをオリジナルアルバムとは別に数多くリリースしている。音としては1stや2ndアルバム同様、パンキッシュな曲が多く、オルタナっぽさもある。『Fishing』やSebadohのカヴァー曲『Brand New Love』は先日の来日公演でも演奏されていた。『Slack Motherfucker』や『Cast Iron』が収録されていることを考えると、オリジナルアルバムではないが非常に重要な作品と言える。お薦めです。
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