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Superchunk / I Hate Music

 2013年リリース作。本作のリリースに当たってバンドから発表されたのがベースのLauraがライブ活動から引退するということ。今後はレコーディングのみの参加となり、ライブはJason Narducyが代わりに参加することに。Jasonはそれからもう10年以上参加していて、実質5人目のメンバー。
 本作は前作から3年でのリリースとなり、完全復活と言っても良い。曲も穏やかなナンバーから『Staying Home』のようなハードコアパンクなファストナンバーまで振り幅もかなり大きい。前作でも感じたけど、活動を再開するに当たって、自分達の原点を再確認したのかな、と思う。ベテランバンドの域に入っているのに、曲は瑞々しさに溢れているし、Macのヴォーカルは以前と変わらない。『Low F』は彼らお得意の素晴らしいメロディとギターロックが合わさった名曲。前作からの延長線上にある作品ではあるけど、そのこと自体が非常に攻めていると思う。そして、ポップさは変わらない。『FOH』のサビとか大好き。非常にお薦め出来る一枚。


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