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Superchunk / Superchunk

 先日、Superchunkの来日公演に行って来まして、相変わらずの素晴らしさに感動しました。初期の曲から新曲まで違和感なく並ぶセットリストで、何年経とうと彼らの本質、パンクスピリットが変わっていないことを改めて知ることも出来た。というわけで、結成して30年以上経つ彼らのアルバムについて書いていこうと思う。今回はバンド名を冠したこのアルバムを。

 1990年リリースの記念すべき1stアルバム。リリース元はMatadorで、現在はMergeから再発されている。当時のメンバーはMac McCaughan、Laura Ballance、Jack McCook、Chuck Garrisonの4人で、現在とはメンバーが違っている。バンド名はこのドラマーだったChuckの名前が電話帳で「Chunk」と誤記載されていたことが由来で、その後同名バンドがいたことからSuperを付けたらしい。
 1stアルバムということもあり、初期衝動と言うか彼らの荒々しさが前面に出た印象。パンクに大きな影響を受けた彼ららしく、疾走感のある曲が並ぶが、ミドルテンポの曲も配置されている。あまり音質が良いとは言えないけど、それが返ってまたパンキッシュさを増す結果にもなっていると思う。代表曲でありライブでの人気も高い『Slack Motherfucker』も収録されている。10曲収録、30分程というのも潔い長さ。そして、彼ららしいポップなメロディも既に健在で、非常に聴きやすいアルバムです。


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