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Superchunk / No Pocky For Kitty

 今回はこのアルバムを取り上げます。

 1991年リリースの2ndアルバム。リリース元は前作と同じMatadorで、現在はMergeから再発されている。
 まずメンバーが変わっており、Jack McCookが脱退し、現在でもメンバーであるJim Wilburが加入している。また、「Produced with eyes closed by Laura, who sat in the right chair.」という謎の記載がある……。クレジットはないけど録音したのはSteve Albini。
 『Seed Toss』や『Cast Iron』、『Throwing Things』といったライブでもよく演奏される代表曲が収録され、彼らのアルバムの中で人気のある1枚。Albini録音ということで飛び付いた人も多いはず。前作と比較すると音質が向上し、非常にタイトに聴こえる音作りになっている。ソングライティングも磨きがかかっていてパンキッシュ、曲によってはハードコアとも言える。でもやはり隠し切れないポップさが魅力的。個人的にはライブで聴いてテンションが上がった『Cast Iron』が好き。それと徐々に盛り上がっていく『Throwing Things』も外せない。初めて彼らの音楽を聴く人にも薦められる1枚。
 


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