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映画について、あるいは、〈映画的なるもの〉の至福について

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映画が存在しなければ生きてゆくことのできない、〈映画の奴隷〉であるわたしの映画への愛の告白。映画が与えてくれるその至福の時間があれば、他に何もいらない。
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#note映画部

長い夜を生き延びるために、映画「ドライブ・マイ・カー」

並べられた幾つかの偶然と必然によって、生き残った者と死者に人は選り分けられてしまう。人と…

それでも、映画は美しい 映画「恋人たち」

現実が何かとかどうとか言うことが愚劣なこととしか思えないほど、本当の実際の現実は苛烈で熾…

007 その肉体の官能性 映画「ノー・タイム・ツゥ・ダイ」最後のダニエル・007・クレ…

No1:目を閉じ、死んだふりをしてじっと我慢していると、ようやく映画の至福の時間が訪れる。 …

決定的に誤った映画「竜とそばかすの姫」、映画は現実を救済することが出来 るのか?…

細田守監督の最新作「竜とそばかすの姫」を観た。きらびやかで壮大な映像と音楽、現代そのもの…

映画「クライ・マッチョ」映画に愛されし者の痛ましく美しき映画への愛の 歌/映画の子…

1:映画、その愛を巡る物語、一方的で残忍なまでの冷淡さ、あるいは、映画の奴隷の刻印どれほ…

DUNE/デューン・五目まぜご飯的映像スペクタクル絵巻物映画「DUNE/デューン 砂の惑星…

No1:〈季節の旬の具材山盛りの、あまから五目まぜご飯的絵巻物スペクタクル映画〉、「DUNE/デ…

〈ポール・オースター(Paul Auster)×柴田元幸×タダジュン〉によるクリスマス・ストーリー絵本

〈ポール・オースター(Paul Auster)×柴田元幸×タダジュン〉が生み出した、小さな、でも、とてつもなく美しい作品「オーギー・レンのクリスマス・ストーリー」 但し、 「「クリスマス・ストーリー」という言葉そのものが不快な連想を伴っている。お涙頂戴の、甘ったるい、嘘でかためた代物があふれ出てくる感じ。どんなによくできた作品でも、クリスマス・ストーリーとはしょせん、願望充足の絵空事、大人のためのおとぎ話にすぎない。」(「オーギー・レンのクリスマス・ストーリー」P26より