は星のようだ


は星のようだ
額から流れる
景色を車窓から眺めると
その端から消えていく
果物売り
牛の傍に跪き洗う人
泥の中から聞こえる音楽があるという
砂漠に行くまで乾くことがない髪の毛で
乱れる
黒衣のまま
小さな声で
鳥を呼ぶ合図
切先鋭くて
優しさのもとに
全てを腑分けする
囲む食卓
草花の成長が早い
雨の日の午後は
街に出て
新しい誰かと話す
大きな太陽が沈む
何度窓を開けても同じ光景にはならないから約束をしない
revelation
静かに虹を吐く
その白い蛇には名前がついていなかった
犬とは違う役割で
牛よりも長生きする
その農道は家畜の匂いがしていつも吐きそうになる
そのものの罪
許そう
何をしていても
格闘家たちが血を流す場所で
抱きしめ合い
濃密に接触する
気まずいほど熱い体
正夢しか見ない
触れるたびに輝きを増す
歌を歌う
歌を歌う
歌を歌う
3度目に生まれ変わった体では
その身長のために兵役を免れた

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