ウクライナへのロシア侵攻中のFacebook投稿保存 3/2 分。「じゃあ、どうしたらいいの」と、ひとまずまとまってきた。考え、態度が。

3月2日 0:33 ·
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読んだ?山形浩生氏のツイッター


「すでに一部で話題になっているけれど、需要あると思うので、翻訳ソフトの力を借りて全訳しました。まあ壮絶な代物。お楽しみあれ/戦慄せよ。
#はてなブログ 」からのブログ
ロシアの攻勢と新世界 (2022/02/26): 侵略成功時のロシアの予定稿 全訳
その前書き
「訳者まえがき
まちがって公開されたとおぼしき、ロシアがウクライナ征服に成功していた場合の予定稿の全訳。すぐに引っ込められたが、Wayback Machineにしっかり捕捉されていた。すごい代物。いくらでも言いたいことはあるが、読めば多くの人は同じことを考えるだろうし、ある100年近く前のドイツの人が書いた文章との類似制も明らかだとは思う
訳文本文はブログに飛んで読んでね。
ロシアの攻勢と新世界 (2022/02/26): 侵略成功時のロシアの予定稿 全訳 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

3月2日 1:03 ·
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今、マリオ・バルガス=リョサの『ケルト人の夢』論を書くために、アイルランドがイギリスにどう支配されたかの歴史を一から勉強するために『物語 アイルランドの歴史』波多野裕造著 中公新書 を読んでいるのだが、


 イギリス強国が隣国アイルランドを何世紀にもわたり支配したり植民地化したり自国の一部に組み入れたり言語を押し付けたり奪ったり。アイルランドの中に独立派がいるが、イギリス系が多く住む北アイルランド地方はイギリスに残る中で自治権があればいいという。という構図と


 ロシア強国が隣国ウクライナを何世紀にもわたり支配したり植民地化したり、言語を押し付けたり奪ったり、ロシア人が多く住むドンバス地方はロシア側に入りたがったり。


 もうほとんど相似形でびっくりするな。このパターンていうのは、本当に歴史的定番なのだよな。


 遠くの国、全く違う国を植民地化するのではなく、隣の、民族的にも混血や混在同居が普通の隣国を、「弟の国」扱いで植民地化するパターン。
 日本だと、韓国台湾満州との関係よりも、沖縄との関係の方が近いんだろうな。「ほぼ同族としつつの、弟扱い」ていうのは。弟はたまったもんじゃない問題。


 アイルランドとイギリスはアングロサクソンとケルト人だから別民族。とざっくり言うけれど、バイキング、ノルマン人が11~12世紀にどちらにも侵入して支配層になり、それまでの原住民と婚姻して、なんか実際はうやむやあいまいになっているし。イギリスの方でもケルト系のブリトン人とアングロサクソンの対立があるところの上にノルマン人がのっかったわけで、それらがうやむやに階層化しつつまじりあって「イギリス人」なわけで。


 今日の東さん(シラス 東浩紀+上田洋子「『ゲンロン』<ロシア現代思想特集>再読——21世紀のロシアの思想界はどうなっていたか?」 )でもロシア正教とウクライナ正教の分裂とウクライナ・ナショナリズムの話をしていたけれど、アイルランド、北アイルランド問題も、イギリスへの帰属/独立は、国教会とカソリックの問題と重なっているもんな。


 宗教と言語の問題と、そういう民族の微妙な違いのある中で、常に「兄・強者の国」と「隣の従属的な弟扱いの国」の間の、統一派と独立派、植民地支配と統一の、アイルランド/ウクライナの中でも対立はあるし、その中でも地方による濃淡差異がある。


 支配しようとするイギリス/ロシア側も、武力行使するときとそうでない時があるし、この対立をさらに外部の外国が利用しようとするし、(アイルランド独立の運動をドイツが第一次大戦中に利用しようとする動き、『ケルト人の夢』の最後の方はその話。)


 今、ロシアを擁護するというよりは、米英やグローバル資本の策動の悪、それをプロパガンダで糊塗することを指摘しての「どっちもどっち」論を否定攻撃して、「ロシア絶対悪」「欧米絶対善」を正当化しようとやっきになっている人が、知識人有識者でもツイッター上で増殖しているのだけれど、どうなんだ。どうしても賛成できない。いやもう、全然賛成できないな。米国や英国がどの面下げて、と正直思う。ドイツフランスの努力になら共感できるが。でも、この週末で米英に独仏は屈服したかんだだもんな。


 東さんが言っていたのも、もしロシアが北海道をどうこうしているのなら、理屈をこねている場合ではない、とにかくロシア悪、反戦、でいいだろうけれど、ウクライナとロシアのことは、大半の日本人はいままで関心も無くて事情も分からないんだから、いきなり「ロシア悪、みんな黄色と青をアイコンにつけてウクライナ応援」みたいになる前に、ちゃんと学ぶ。人文知というのは、そういう態度であって、善悪敵味方を速攻で決めて語る政治とか軍事の専門家という人に対して、人文知の立場、歴史とか哲学とかを専門とする人間は、できるだけ両者の歴史や対立の構造を、きちんと知って、それを伝えるのが正しい態度だろう、ということを語っていたのだよな。


 政治学の立場で言えば、国際法的、国としての行為としての、今回の紛争における「善悪」はものすごくクリアなことは僕も認めるけれど、


 時間軸をこの1カ月ではなく、2014年からのドンバス戦争がずっと続いていて、その一局面、と現状を見れは、そしてその間の「残虐行為」の有無、多寡、停戦合意をどちらがどれくらい破ったかの経緯の結果としてのこの一か月と見ればまた違ってくるし。


 歴史の時間軸をどれくらいの大きさでとるかで、蓄積した「うらみつらみ」の事情と量は変わってくるし。
 いやもうとにかく戦争の時には情緒的に「敵味方」を作るプロパガンダ、というのは、おそろしくよく効くな。それの裏を読もうとするやつはすぐリンチになるな。もう絶望的に人類の脳は戦争敵味方構図が好きなんだな。


 イギリス人アメリカ人の、酷い植民地支配や奴隷制人種差別を自分がやっているのを棚に上げての、人道とか人権とかの正論を臆面もなく振りかざすその自己矛盾にはまるで鈍感なさまが『ケルト人の夢』にも出てくるのだけれどさ。

3月2日 1:16 ·
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さっきの山形さん翻訳のやつ、読んでの中田考さんのツイート


「引用→ 中国、インド、ラテンアメリカ、アフリカ、イスラム世界、東南アジア——だれも西側が世界秩序を率いているとは信じていないし、まして西側がゲームの規則を決めるなどとは考えていない。
ロシアは西側に挑戦しただけでなく、西側のグローバル支配の時代が、完全かつようやく終わったと考えてよいのだということを示したのである。」

3月2日 4:02 ·
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面白かったのう。ゲンロンの社長を東さんから引き継いだ上田さんは、ロシア文学が専門何なんだな。

【緊急企画】東浩紀+上田洋子「『ゲンロン』<ロシア現代思想特集>再読——21世紀のロシアの思想界はどうなっていたか?」 @hazuma @yuvmsk #ゲンロン220301

3月2日 11:52 ·
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 昨日もシェア、紹介したツイートなんだけれど、さとなおくんがコメントをくれた。コメント欄で返信してもいいかなと思ったのだけれど、いろいろ大切なことを含んでいるので、新たに改めて論じてみます。


まずはこのかた、nobyさんのツイート


「とくに20世紀以降の戦争の歴史は、「個々人の命が重くなっていく」歴史と同義。「現代戦争」の要素として指導者はこの点を軽視した。ウクライナ側の「抵抗」の様子を見ていると「民間人をひき殺せないロシア兵」が散見される。また、ウクライナには女性の抵抗参加が顕著である点も重要だ。(続)」


の中で中核をなすのは「民間人をひき殺せないロシア兵」という点。
これ、進軍するロシア軍戦車に丸腰、素手で、立ちはだかりるウクライナの若者の映像がSNSから世界のメディアへといろいろ拡散されている。僕の年代だと、天安門事件のときの中国の若者のことを思い出す。


あれも「ひき殺す」映像はなかった、戦車は、何度も避けようとしていた。
でも、その後、天安門広場では多くの学生。若者が戦車にひき殺されて死んだことが分かっている。


 ひき殺せないロシア兵のありようを、これをツイート主は「個々人の命が重くなっている」と考え、さとなおくんも、個々人が匿名ではない実名アカウントとなる時代の、戦争の変化への期待としてコメントをくれたわけだ。


さとなおくんコメント

「兵士個々人が、匿名の兵士でなく、命が重く繋がりも多い「実名アカウント」である時代の戦争ってどうなるのか、加害者側がどう変わるのか、ちょうどいろいろ考えてた。
とはいえ、人ってすぐ匿名の仮面かぶれるし、匿名での悪逆非道は加速してるし、結局変わらないのかなあ、とも。
実名アカウント同士の大喧嘩もよく見るし。
ただ、兵士個々人が実名アカウントであることは、確実に大量虐殺の抑止力にはなると思うので、そういうつながりの技術が戦争を止める未来が来る可能性はあるし、なんらかのイノベーションはあるのではないかという期待もある。」


今日のニュースでは、ウクライナ側が、ロシアに進軍してきたロシア軍兵士何万の、個人情報を取得した、というのもあったしな。

「2022年3月1日、ウクライナに侵入したロシア軍12万人の名前、個人ID, 所属部隊等の個人情報をCenter for Defense Strategies(CDS)入手した、キーウの週刊誌Korrespondent」

 そして、捕虜になったロシア兵と戦死したロシア兵のリストをウクライナ側は「ロシアのお母さんが探せるように」って公開しているというニュースもある。


 なんだけれど、僕はそう簡単に思えない、反対向きの心配もするから、やはり早期に停戦すべき、たとえ条件がウクライナに多少不利でもと思っている。


 ロシア戦車がウクライナの、丸腰の若者をひき殺せないのは、
ひとつにはさとなおくんやnobyさんのいう「すべての兵士が戦争中から実名アカウントと、なる時代に、個々の命の重さが増すから」ということがあるかもしれないが


 もうひとつは、ひどくえげつない話だが、捕虜になったロシア兵を見ていると、戦闘経験のない、演習しか知らない、二十歳前後の若い兵隊さんがロシア軍に多いからなのではないかなと感じてしまう。


まだ戦争に慣れていないせいだ。


 人は、戦場で、だんだんと殺人に慣れて馴れていく。
もう8年も相互の残虐な殺し合いが、続く東部二州のドンバス戦争だと、兵器で相手をひき殺したり焼き殺したり首をきって箱詰めにして親元に送り返したり、そんなことはどっち側の兵士もやっている。


 話はとぶが、日本でも、内ゲバが盛んだった70年代の過激派は、人を殴り殺す前に犬を殴り殺す練習をして、命を奪うことに慣れる訓練をした。
またまたとんで、先の大戦中。中国に侵攻した旧日本軍は、新兵に殺人に慣れさせるため、無抵抗な捕虜の中国人を銃剣で刺殺したり、日本刀で斬首させたりした。無理やり、古参兵が強要したのだ。
 戦争の恐ろしさは、戦争が進むと、残虐さに、慣れる人が増えて行くことなのだ。


 今の段階では、侵略した若いロシア兵も、抵抗するウクライナの市民も、まだ殺人に不慣れで躊躇する人が多数で、戸惑いながら戦争を行っている段階だ。武器が高性能で遠隔感の強いミサイルなどであれば「自分の手で行為で人が死んでいる。殺している実感」は相対的に低いが、これから市街戦のフェイズに入ると、より生々しい。相手の顔が見える関係での交戦も、増える。人を殺すことに馴れるフェイズに入っていく。


 戦争が長引くにつれ、ロシア兵だけでなく、抵抗するウクライナの市民から志願兵となった人もどんどん容赦なく敵を殺すようになる。


 東部二州のドンバス戦争は、本当にどっちもどっちの残虐な殺し合いになっている。それは戦争が長期化したからであって、ウクライナ民族主義者がはじめから特別残酷とか、ロシア系住民側の軍兵士が特別残酷というわけではない。(双方は相手がもともと残虐だったと非難し合っているが。残虐なそれぞれのサイドの極右が投入されたからだというニュースもあるが、彼らとて、もともとは殺人には不慣れだった筈だ。)


 残酷な殺し合いが長引くほどに、うらみつらみの感情は雪だるま式にふくれあがり蓄積していく。何十年も百年も持続する対立感情が育ってしまう。日韓日中の間に、普段は韓流ドラマだKポップだといっていても、コロナ前、観光客として、日本で買い物を楽しむ中国韓国の人は楽しそうだったけれど、何か政治的問題が持ち上がると、すぐに火を噴く相互の憎悪感情は残ってしまっている。


 かつての旧ユーゴ紛争が、どれほど凄惨な殺し合いになったか。シリア内戦が凄惨な泥沼になって、戦闘と殺戮が日常で、その緊迫しか知らないという世代が生まれている。キエフが、ウクライナが、そうならないか。


 だから、まだロシアの若い兵士が、殺し合いに馴れなくて、戦車で相手をひき殺せないうちに、キエフの市民志願兵たちが、火炎瓶でロシア兵を焼き殺すことに馴れてしまわないうちに、憎悪の記憶が貯まらないうちに、停戦をしてほしいのである。


 米英の、キエフ市民が戦うことを英雄のように称賛する報道に素直に賛成できないのは、この先に起きる、ここまでに書いたようなことを憂慮するからなのだ。

3月2日 15:53 ·
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読みましょう。
伊勢崎賢治さんツイートとGuardian記事


「ガーディアンですが、しっかりした論説です。
https://t.co/gDv7BoxiZ9
冷戦終結からこの30年は、存在意義の喪失感に苛まれるNATOの”自分探し”であり、一連のロシアの行動は、それに対するreactionary反動的なものと捉えざるを得ないのです。無論、プーチンがやってきたことは、とんでもない国連憲章違反で弁解の余地はありませんが。
現在、この戦争は、EUvsロシアという体をなしてきていますので、バイデンさんが一言、「アメリカとしてではあるが、これ以上のNATOの東方拡大には興味がない」と表明する。これだけで、これから佳境に入るウクライナとの停戦交渉において、ロシア側に無理筋条件を譲歩させる引き金になるはずです。
反プーチンの熱狂が吹き荒れる欧州に、ものすごいハレーションを引き起こすでしょうが、全般的に厭戦気分が支配する米国民の一定の支持は得られると思います。
無辜なウクライナ市民の犠牲をこれ以上出さないためには、停戦の早期実現しかないのです。」

3月2日 17:43 ·
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偽旗作戦というのがある。
自作自演で目立つ攻撃を受けたふりをして、戦争開戦の口実にしたり、国際世論の批判を煽る目的としたりする。


 「えー」と思うかもしれないが、満州事変のきっかけを作った柳条湖事件も日本の(関東軍の)自作自演だったし。


自らやらなくても、相手の攻撃がわかっていても、防御しないでそのままやらせて開戦の口実にする、というのもある。真珠湾攻撃を米軍は事前に暗号解読していてわかっていたが、開戦の口実に最適だったので、そのままやらせた。ただし、その後の戦争の鍵となる空母は全部、真珠湾から事前に逃がしてあった。


今朝のロシア国営テレビでは、前日のハリコフ政府庁舎へのミサイル攻撃(庁舎前広場が派手に爆発)をウクライナ軍の自作自演と報じていたが、いやー、どうだろう。確かに「ひどい、無防備なところへの攻撃」として、派手な映像とともに、ニュース価値は高かったけれど。あれは、あまりに派手な爆発になっちゃったので、ロシアが必死に誤魔化そうとして、ウクライナのせいにしている印象を、僕はもった。


しかし、これはいくらなんでも本当か?ロシア軍としてやる意味がひとかけらもなく、国際世論の反発をどれだけ強く招くか、分かり切っているのにな。これは正直、あやしいなあ。これは米軍工作、指示による、ウクライナ側の偽旗作戦の可能性が高いんじゃないか。ブリンケン国務長官の発表を、まず報じているのがCNN、そしてNYTだし。


独ソ戦の最中に、ナチスドイツのユダヤ人虐殺として、史上最悪の行為の一つがハビ・ヤール事件。キエフに住んでいたユダヤ人を集めて、キエフ郊外のハビ・ヤール渓谷という谷にどんどんつぎつぎ突き落としては、上から機関銃で撃つ。わずか二日間て3万3千人が殺されて、谷は死体で埋まって、それを上からがけを崩して埋めた。(『通訳ダニエル・シュタイン』という小説、リュドミラ・ウリツカヤという、ロシアの女性作家の書いた、ものすごい傑作小説で知ったのただな僕は。ポーランド生まれのユダヤ人が、初めはナチスの通訳をしていたのだが、逃れているうちにカトリック修道院にかくまわれ、戦後イスラエルに渡って、(ユダヤ教じゃない)カトリックの教会をイスラエルに作るという、実在の人物の実話に基づく小説。読むべし。素晴らしい小説だから)


そのハビ・ヤールの記念碑をロシア軍が攻撃した、ということなんだけれど。
発表したのがアメリカのブリンケン国務長官で、報じたのがCNNとNYTだよ、アメリカの発表だよね。


この三日前に、ロシア軍は

「【モスクワ共同】ロシア大統領府は27日、プーチン大統領と同日電話会談したイスラエルのベネット首相が、ロシアとウクライナの停戦交渉仲介を申し出たと明らかにした。」


と、イスラエルに停戦の仲介をしてもらう交渉をしていたのだよな。
これ、ごく普通の頭がある人間が、三手詰めの詰将棋ができるくらいのおつむがあれば、


イスラエルが停戦仲介を申し出たことが、アメリカは面白くない。まだ戦争やめたくないし。米国のいちばんのパートナーとロシアが話をしていること自体が不愉快。で、妨害しようと、イスラエルがいちばん怒る、絶対、容認できないことを、アメリカが工作した、と読むよね。普通、そう読むでしょ。


だって、ロシアには、戦略的戦術的意味が全くない。記念碑を攻撃するメリットがひとつもない。
何より、国としてイスラエルに停戦調停をお願いしているところだし。ユダヤ人を怒らせてどうする。(イスラエルが申し出た、とになっているけれど、どうだろう。)
これを素直に「ロシア軍がハビ・ヤールを攻撃した」という国務長官の発表を鵜呑みにして「ロシア軍許すまじ」って思うのは、それは、三手詰め詰将棋もわからないおつむの程度だと思うがな。いやしかし、その程度のおつむの人が世の中のマジョリティだというのは、この一週間で身に沁みたことだが。
唯一、ロシア軍がやったとすると、イスラエルとの停戦仲介の話が不調に終わり、途中でイスラエルと喧嘩になって、腹いせにロシア軍にやれ、とプーチンが命令した、という筋かな。しかし、それはあまりに子供っぽいよね。この筋と、アメリカの工作と較べたら、アメリカ工作説のほうが、普通、筋が通っているよな。

コメント欄補足

正解はバビ・ヤールの記念館の隣にテレビ塔があって、テレビ塔がミサイル攻撃された、ということだな。「ハビ・ヤールの近く」が攻撃されただけで、「バビ・ヤールを狙った」わけではないだろう。上で書いた通り、戦略的に大損だから、やるわけがない。

3月2日 20:47 ·
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メイロマさんのツイッター。英国在住。元国際機関職員。著述家。夫は英国人。

「日本の人はこのインタビューを見てください。前NATO副総欧州連合司令官出演。イギリスではこれ朝放送されているのです。以下要約をつけます。
・最も早い解決はNATOがウクライナに直接軍事介入だがそれは第三次世界大戦
・プーチンは深刻な計算間違いをしているが、仮に勝利する場合はNATO加盟国のいくつかがロシアの支配されるがそれは許されない
・防止にNATOは「実用性のある最高の抑止」を準備する必要

3月2日 21:04 ·
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映画監督 想田和弘さんのツイッター

「ウクライナにほとんど関心のなかった日本人までが、ウクライナのナショナリズムに同化して、ゼレンスキー大統領やウクライナ兵士を妙に称揚したりするのは、正直かなり不気味な光景です。」
「ついでに少しでもウクライナの対応や外交方針に疑問を呈するものなら、まるでロシアの手先の如く叩かれそうな空気も、実に不気味です。他国の戦争でこうなのだから、万が一日本が戦争を始めたら一瞬で戦時全体主義が完成するだろうなと、恐ろしくなります。」


まったく同感。

3月2日 21:10 ·
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ツイッターから。こういうツイート、このことに気づいて青くなっている人がけっこうたくさんいる。ただのちょっと強力な爆弾だと思っている人が多いと思う。

「あめだま@ames_poke
· 3月1日
だから「どんなにプーチンがバカでも核を落とすなんてことは絶対にない」と思っている日本のみなさんは、自分たちが世界的に見て核兵器被害への解像度が「かなり高い」民族であることをよく考えてみたらいいんじゃないかしら おれはね、このことに思い至って青くなったよ」

3月2日 21:56 ·
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NHKワールドニュースで、ウクライナ情勢を各国がどう報じているか、ということばかり伝えたが、例えば韓国は自国の大統領選がトップニュースだし、オーストラリアは大洪水で国内大騒ぎだし。
 なにより中国は、欧米とは全く違うよ。ほぼ、ウクライナ情勢については伝えていません。
北京CCTVは国内景気動向の次はパラリンピックの聖火リレーのニュースだし、上海では国連で王毅外相が、というからウクライナのことかと思ったら、新疆ウイグルと香港での人権問題に対する中国の自己弁護演説の話だった。「共同裕福」という中国の方針で、ウイグルでも香港でもみんな幸せだぞと主張している。「バイデン大統領が」というから今度こそウクライナのことかと思ったら、台湾にアメリカは口出すな、というニュースだった。台湾海峡をアメリカ駆逐隊艦隊が通行したことへの抗議。「そんなことすると、痛い目にあうぞ」って言ってる。次に、ウクライナの話だけれど、中国留学生がバスでモルドバに避難したニュース。つまり、中国は、欧米のように、ロシアを批難することは全くしていないということ。
香港は新型コロナの大規模検査でロックダウンの予定の影響、がトップニュース。香港ののTVBは、昨年の本土化から、論調が、ものすごく本土と同調。西側のメディアではなくなりました。
 タイ、ベトナムも新型コロナの規制緩和のニュース。
 インドは、ウクライナ・ハリコフでインド人留学生・医学生が爆撃で亡くなったので、それがトップニュース。ということで、他の留学生をどう脱出させるか、というニュース。その次はもう新型コロナニュース。
 日本のメディア、欧米のメディアを見ていると、世界中がウクライナに注目しているようですが、おそらく、中国、南米、インド、アフリカあたりは、戦争の行方に、そんなに注目していないと思う。

3月2日 22:47 ·
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 晩御飯食べながら、高校生息子と妻にウクライナ紛争の現況解説をしていたら、「結局、どうすればいいの」と二人に詰められたので、「そんなことがわかったら誰も苦労はしない」、というかっこ悪い返ししかできんかった。とほほ。


しかし、よく考えると初めから言ってたな、俺。
戦争が止まるには、ウクライナがEUに入れてもらうかわりに、NATOに入るのはあきらめる。経済的にはヨーロッパの一員となり、自由と民主主義の価値観、政体を取る。ただし、軍事的には中立を保つ。ロシアも、NATO米英も、どちらからも軍事的に陣営に引き入れようとしない、という約束を取る。


この戦争を始めたのがプーチンなのは確かだが、
原因はバイデンが、ゼレンスキーに「NATOに入れ」とけしかけたことだから、プーチンの態度は変わらないから(追い詰めればベラルーシを使って核戦争になるから)


解決するなら、

①バイデンがゼレンスキーに「やっぱ、NATOに入るな。中立でいろ。そうじゃないと核戦争になっちゃうから」と言う
②その代わりに、EUには入れてもらえ。EUには入るけれどNATOには入っていないフィンランドとスウェーデンのグループに入って、そのことでロシアとは距離を取れ。フィンランドに学んで、ロシアの隣にいながら中立を貫く、民主主義の国でいる道を歩め。経済的にはEUが、ドイツが支えてくれるだろう。
③ドネツク、ルバンスクはロシア系住民が多数派なんだから、諦めろ。アイルランドが独立しても、北アイルランドがイギリス側に残ったみたいなもんだ。あの地域の反ロシア親ウクライナ住民は、ウクライナ側に移住してもらえ。仕方ない。


 この落としどころしかないと思う。NATO入りを望む&ドネツク・ルパンスクを取り戻そうとしたら、核戦争になると思います。
 日本にできることは、こういう提案を、バイデンにしっかりすることであって、米英べったりの「ウクライナ戦え」に賛成することではないと思う。
で、個人として「私」ができるのは、そういう意見を、こうして表明することだけだろう。

コメント欄補足

(アメリカが)民主党政権の時の方が戦争が多い。と言うのは、本当に伝統なんだよな。建前、筋を通すから、というのが表向きだけれど、ほんとうはもうちょい裏があると思う。

3月2日 23:48 ·
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フリオ・クルスさんという方のツイッター。まったく同じ感想だったわ。

「フリオ・クルス@juliocruz_noVAT
NHKニュースで流れてたバイデンの議会での演説、マジキチだったわ。「プーチンはかつてないほど孤立している!」「待っていろ!」などとブッシュJr.並みの幼児退行言説を振りまいていた。低支持率が話題にならなくなって喜びのあまり躁状態になっているのだろうか。」「あれを喝采するアメリカ下院って野蛮人の集まりだなと今更ながら思った。」


ほんとうに、ほんとうに、ふつう、そう感じるよな。


 こういう感想書いたからって、ロシア応援しているわけじゃないからな。むしろ、ウクライナを本気で応援している人だって、あれを見たら「お前がけしかけてゼレンスキー、あんな可哀そうなことになっているのに、それで人気回復、中間選挙なんとかなりそう」って嬉しそうにしているの、普通、鬼畜だと感じるだろう。もしウクライナのこと本気で応援しているなら。


 まともな論理道筋が考えられないボンクラポンコツしかこの世にはいないのか。もう、本当に怒りと悲しみで体調が悪い。食欲はあるが。


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