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広告と民主主義。 もしくは お買い物と投票。

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広告業界マーケティング屋として33年生きてきた。日々取り組んできた課題は「人の選択行動」にどう影響を与えるか。その難しさに途方に暮れたまま、広告の世界からは身を引くことに。その「…
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2020年10月の記事一覧

「専門家会議」ではなく、「賢人会議」としての日本学術会議の役割を考える。MMTにつ…

 今、MMTの提唱者、ステファニー・ケルトンの『財政赤字の神話』を読んでいる。わかりやすい…

原 正樹
4年前
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『言語の七番目の機能 』ローラン・ビネ (著)  言葉は、哲学者や文学者は、政治家に…

『言語の七番目の機能 』(海外文学セレクション) (日本語) 単行本 – 2020/9/24 ローラン・ビ…

原 正樹
4年前
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『たのしい知識――ぼくらの天皇(憲法)・汝の隣人・コロナの時代 』高橋 源一郎 (著)…

『たのしい知識――ぼくらの天皇(憲法)・汝の隣人・コロナの時代 』 (朝日新書) (日本語) 新書…

原 正樹
4年前
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朝ドラ「エール」。「戦場の歌」の一週間と、それへのツイッターの反応を見て考えたこ…

 僕は「エール」の良い視聴者ではなく、妻が見ているのを横でなんとなく、声だけぼんやり聞い…

原 正樹
4年前
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『人、場所、歓待 ―平等な社会のための3つの概念―』金賢京 (著), 影本剛 (翻訳) す…

『人、場所、歓待 ―平等な社会のための3つの概念―』 (日本語) 単行本(ソフトカバー) – 20…

原 正樹
4年前
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学問て何。学者さんて何をする人。大学ってどういう場所。

 今回の日本学術会議の会員任命拒否事件について、ニュース、新聞、テレビのワイドショーなど…

原 正樹
4年前
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加藤陽子先生の『戦争まで』を、かつて読んだときの感想文を、学術会議問題の今、再掲。こういう最高の知性を理解できない人たちが政治を行っているのである。

『戦争まで 歴史を決めた交渉と日本の失敗 』 2016/8/9 加藤 陽子 (著) Amazon内容紹介から。 「かつて日本は、世界から「どちらを選ぶか」と三度、問われた。 より良き道を選べなかったのはなぜか。日本近現代史の最前線。」 ここから私の感想  前著『それでも日本人は「戦争」を選んだ』の、「高校生に語る」スタイルをさらに進めて。先の大戦に至る、内外の外交文書など大量の一次資料を中高生とともに読みながら、当時の内外情勢、意思決定に関与したそれぞれの人物の意図