夢への過程で見つけた生きること
ゆたかさ ってなんだろう
そんなハッシュタグを見つけた。
子供のころは お金持ち だけが豊かだと思っていた。そしてそれを20代後半まで信じて生きた。
だから口癖は 「お金がない」「忙しい」「早く」
私の母親の口癖でもある。
田舎だが一軒家と車2台所有し、庭にきれいな花が咲いて、穏やかな気候に恵まれているにも関わらず、この3つの言葉を聞いて育った私は 悲しいかな 金銭だけがすべてだと思って生きてしまった。
もの に散財し、自分を満たすことしかできなくなっていった。
そして もの に満足しきったら 自分には何も残っていなかった。
何にも幸せを感じることができなくなってしまい、周りのものに対して苛立ちが募って心が痩せていくばかりだった。
本当の気持ちを見つけたい
夢は声優になることだった。
だが親に鼻で笑われ、友人間で演技する事は恥ずかしいこととされ、堂々と宣言する事はできなかった。中高時代の将来の夢はテキトーに書いたから覚えていない。
20代後半、だんだん何のために働いて生きているのか分からなくなったので恥をかいて、やるだけやってから死のうと思い、勇気をだして養成所に入ってみた。
結果は散々だったが、そこには夢に向かって頑張る人、どんなに下手で滑稽な人がいても馬鹿にしない空気、講師。表現の自由さ、的確なアドバイス、自分が出会ったことのない未知の世界に感動した。自分は自分の感じたまま生きていてもいいのだと思えた。
声優になることは挫折してしまったが、養成所で手に入れたこの経験は忘れられない。
他人の干渉なんて気にしない。
自分が好きなように好きなものに情熱を注いでいいんだ。
なので私は自分を認めてあげることが幸せへの一歩だったのだと思う。
豊かさ=お金 からの脱却
苦しくも楽しい養成所を辞め、自分を認めることに気がついた。
すると周りのことも許せるようになり、当たり前だと思っていたことに感謝できるようになった。
分かり合えない人間同士がいること
大切なひとは永遠に存在してくれないこと
いつも健康でいられるとはかぎらないこと
胃腸炎で2週間常に下痢でうどんしか食べれなかったとき、夫がコロッケを作ってくれたこと
食べることができたときの嬉しさのあまり感動の涙を流したこと
満足でない中で小さな幸せを見つけられるようになること
どんなささいな願望でもトライしてみること 叶えること
(夢って書くと大げさなかんじがするので、願望)
あらゆることの過程のなかに ゆたかさ は紛れ込んているんじゃないかなぁ・・・
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