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2020年第62回グラミー賞ノミネート楽曲

いよいよ明日1月26日(日本時間1月27日)、今年もグラミー賞授賞式がロサンゼルスのステープルズ・センターで開催されます。

とはいえ、前回のnoteで、今ではヒットチャート自体にほぼ関心がないと書いたように、グラミー賞への関心も今ではほとんどなかったりします。でも、たまたまグラミー賞のニュースを見て、今年のグラミー賞にノミネートされている楽曲は何だろう、とふと思ったので、折角なので調べてみることにしました。

とはいえ、全84部門は調べてられないし、そこまで興味もないので、主要4部門(最優秀レコード賞、楽曲賞、アルバム賞、新人賞)のうち、最優秀レコード賞(Record of the Year)にノミネートされている楽曲を取り上げたいと思います。

まず一作目はBon Iverの「Hey, Ma」!

今月の来日公演も大盛況のうちに幕を閉じたばかりのBon Iver(ボン・イヴェール)。米ウィスコンシン州出身のシンガー・ソングライター、ジャスティン・ヴァーノンのソロ・プロジェクトとしてスタートし、第54回グラミー賞では主要3部門を含む全4部門にノミネートされ、最優秀新人賞と最優秀オルタナティヴミュージック・アルバム賞の2冠を達成しています。因みに、今年の第62回グラミー賞でも、最優秀レコード賞(Record of the Year)の他にも主要4部門である最優秀アルバム賞 (Album of the Year)を含む計4部門でノミネートされています。

続いて二作目はBillie Eilishの「Bad Guy」!

今や世界で最も注目を集める若きポップ・アイコンである、17歳のBillie Eilish(ビリー・アイリッシュ)。日本のFMラジオでもヘビーローテーションとなっているので、聴き覚えのある方も多いと思います。自分も初めて耳にした時から大好きな曲でもあります。因みに、今年の第62回グラミー賞では、1990年に当時20歳のマライア・キャリーがノミネートされた記録を塗り替えて、史上最年少で主要4部門を含む計6部門でノミネートされています。なお、余談ですが、Facebookの過去の投稿の通知で、当時13歳のときにレコーディングされた「Ocean Eyes」を取り上げていたことを思い出し、あの娘なのかとビックリしたこともありました。

三作目はAriana Grandeの「7 Rings」!

実力派歌姫として日本でも大人気のAriana Grande(アリアナ・グランデ)。この曲が収録されている5thアルバム『thank u, next』が、全米、全英アルバム・チャートでダブル1位に輝いたのみならず、このシングル「7 rings」は、全米5週連続1位、全英1位、世界94の国と地域のiTunesで1位を獲得したとのことです!因みに、アリアナ・グランデも今年の第62回グラミー賞では、最優秀レコード賞(Record of the Year)の他にも主要4部門である最優秀アルバム賞 (Album of the Year)を含む計5部門でノミネートされています。

四作目はH.E.R.の「Hard Place」!

神秘的な歌声と甘美なアンビエントR&Bの世界観は唯一無二で、海外では“ザ・フューチャー・オブ・R&B”と称されているという実力派R&BシンガーH.E.R.(ハー)。去年開催されたグラミー賞では、主要2部門を含む計5部門にノミネートされ、最優秀R&Bアルバム賞と最優秀R&Bパフォーマンス賞を受賞されています。因みに、今年の第62回グラミー賞では、最優秀レコード賞(Record of the Year)の他にも主要4部門である最優秀アルバム賞 (Album of the Year)と最優秀楽曲賞 (Song of the Year)を含む計5部門でノミネートされています。

五作目はKhalidの「Talk」!

米ジョージア州出身のR&Bシンガー・ソングライターで、Time誌の2019年の「世界で最も影響力のある100人」にも選ばれた、Khalid(カリード)。2018年に開催された第60回グラミー賞では、主要4部門である最優秀新人賞(Best New Artist)を含む計5部門にノミネートされております。因みに、この曲は、昨年4月にリリースしたセカンド・アルバム『フリー・スピリット』収録の楽曲となり、Billboard誌は「The 100 Best Songs of 2019: Staff List」で29位にランク付けしています。

六作目はLil Nas X Featuring Billy Ray Cyrusの「Old Town Road」!

弱冠20歳のZ世代ラッパーであるLil Nas X(リル・ナズ・ X)が、カントリー界の大御所Billy Ray Cyrus(ビリー・レイ・サイラス)をゲストに迎えてリリースした「Old Town Road(オールド・タウン・ロード)」。この曲は、去年、米Billboard Hot 100 で19週連続一位という歴史的なヒットを記録し、同チャート史上“最も長い期間1位を獲得した楽曲”の記録を更新したことで大変話題になりました。また、この曲は動画投稿アプリ・TikTokでバズったことがきっかけでブレイクした為、リル・ナズ・Xは「初のTikTok発祥スター」となりました。因みに、今年の第62回グラミー賞では、最優秀レコード賞(Record of the Year)の他にも主要4部門である最優秀アルバム賞 (Album of the Year)と最優秀新人賞(Best New Artist)を含む計6部門でノミネートされています。

七作目はLizzoの「Truth Hurts」!

「自分のありのままの体型を受け入れ、肯定し、愛そう」という“ボディポジティブムーブメント”の決定的なアイコンであり、2019年を代表する一人となったダイバーシティ時代のポップ・アイコンである、新世代のプラスサイズ・ディーヴァ、Lizzo(リゾ)。今年の第62回グラミー賞では、主要4部門を含む最多となる計8部門でノミネートされています。因みに、この曲、(コラボを含む)女性アーティストによるラップ曲としては、2014年に7週連続首位を記録したIggy Azalea(イギー・アゼリア)とCharli XCX(チャーリー・XCX)による「Fancy」の記録に並び、史上最多タイ首位記録を去年達成しています。

最後はPost Malone & Swae Leeの「Sunflower」!

レコード会社のディストリビューションには頼らず、オルタナティブな回路で音源を広めるミックステープのカルチャーによって発展してきたヒップホップ・シーンにおいて、ミックステープの役割をネットで自由に音源を発表できるSoundCloudで担うようになって以降の新世代のラッパー「クラウドラッパー」の先駆けにして頂点と言われるPost Malone(ポスト・マローン)と米国のラッパーのSwae Lee(スワエ・リー)がタッグを組んで曲を書き下ろした、映画「Spider-Man : Into the Spider-Verse(題:スパイダーマン:スパイダーバース)」の主題歌です。因みに、今年の第62回グラミー賞では、最優秀レコード賞(Record of the Year)を含む計2部門でノミネートされています。

明日1月26日(日本時間1月27日)、どの曲が最優秀レコード賞(Record of the Year)を受賞するのか注目しましょう!

もし他の部門を含め全84部門のノミネート一覧に興味があれば、下記リンク先を参照していただければと思います。






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