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カセットテープの魅力とは?

ここ5年程、カセットテープの人気に関する記事を度々目にしてきた。とはいえ、実際のところ、今現在、自分の周囲にカセットテープで音楽を聴いている人はいない。なので、正直、人気は言い過ぎだと感じていました。

そんな折、先日、上記の記事を目にしました。偶に売っているのを見かける、昔の演歌のカセットテープとかのワゴンセールとは違い、綺麗に且つオシャレに陳列されていて、見に行くだけでもしたい衝動に駆られました。

とは言うものの、本当に人気なのかイマイチよくわからない。ただ、下記記事にもあるように、ブーム再来の兆しは確かにあると言えそうです。

実際、ここ2~3年の間に、英国の好きなアーティストが公式サイトで売っていた新作のカセット作品を、自分も買ったことがあります。尤も、あくまでもコレクターアイテムとして買っただけで、それらを開封して、実は今も持っているカセットデッキで再生したりはしてなかったりします。(実際に聴くのはCDもしくはダウンロードで購入したものだけです。)

でも、楽曲が収録されたミュージックテープを聴くだけでなく、「今や、音楽をあえて録音して、ラジカセなどで聴いてみたいと生テープを買う若い女性が増えてい」るとのこと。今の若い女性にとって、「生テープ」への録音は、「写ルンです」での撮影と同じで、「終わり」や「区切り」があるので惹かれるのでしょうか。実際に、若い女性の声も聞いてみたい、と思ったら、SONYがラジカセの販促用に下記のような対談記事を公開していました。

“ちょっと手間がかかるところが楽しい”、“自分でつくる楽しみ”感っていう、何かダイレクトに自分でつくるっていうその楽しさは、DIY的な魅力と相通ずるものがあり、そこが惹かれる理由なのかもしれませんね。

そして、そのDIY的な魅力も、音楽がデジタルになって無形化したことで、バサっと切り捨てられた音楽の楽しみ方なのかもしれない、とも下記記事を読んで思いました。

思い返せば、デジタルと違ってスキップもシャッフルもできないからこそ、カセットの作品は全曲聴き込んだし、結果として、スルメ曲との出会いもよくありました。また、オムニバステープを作る時には、それこそ、レタリングシートでケースのラベルを作ったり、曲順や曲間の秒数までこだわって作ったものです。

今度、久しぶりに昔のカセットを取り出してラジカセで聴いてみようかな。

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