大人の読書感想文:ニューエリート

本当は『ホモデウス』を先に読んでいたが、私にとっては、あまりにも冗長過ぎて箸休め的に読んじゃいました。ピョートルさんの書籍。

一昨年の発売なので、チョット古めの情報もありますが、この手のイケてる企業の取り組みって、いわゆるオールドな世界で働いている我々には2〜3年後に読んだ方が腹落ち感があるかも。。。

内容としては、VUCA時代に必要とされる人材像と、それを採用する組織側への注意点、てな感じです。
いわゆる高級車に乗って、タワマン住んで、仕事もプライベートもイケイケな感じのバブリーな価値観ではなく、自分自身が何に『スキ』を感じて行動でき、他者と自分の幸せを追求出来ているか?が新しいタイプのエリートだと解釈しました。
(この辺は、山口周さんの書籍なんかも同じ感性ですね)

個人的に強く共感したのが'『日本人の価値観を歪めているのは、中高生の部活動』という部分。

日本人の共通価値感の根幹を作っちゃった部活動の信念。

『苦労した人は偉い』『努力は報われる』『石の上にも三年』

こんなのだから、対して意味のない仕事を深夜残業までして『頑張っている俺、偉い』なんて勘違いしている人間を増やしてしまうと思っています。
今日もうちの娘から『パパの仕事って楽しいんでしょ？もっと苦労して頑張んなきゃダメじゃん』と言われてしまいました。。。

本来、仕事って楽しいモノですよね?
でもサラリーマンやっていると、古い価値観の評価軸に自分を合わしちゃっている。。。(そりゃ、評価者も古い価値観で評価されるんだからショウガナイですね。責任転嫁できない。苦笑)

じゃ、気がついた人から仕事、楽しんじゃいません?
そんな輪が大人たちで拡がれば、『苦労は美徳』なんて価値観が無くなりそう!!Let’s Try!!

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