大人の読書感想文:「仕事ができる」とはどういうことか?

 わかる人にはわかりますが、一言で言うと「いつもの楠木健と山口周」といったところでしょうか?
 それだけじゃ、わからないですよね。スイマセン。。。

 この本はハウツー本でも経営学の本でもありません。「仕事ができるとは?」という命題でアカデミックな視点でお二人がトークしている「ビジネス・エンターテイメント本」です。

 結局のところ、「仕事ができる」ってのは、スキルもあるけど、それ以上にセンスが必要って話。で、そのセンスを身に着ける効率的な方法があるか?と問われれば、極論ワカラン!という事です。
(楠木先生に言わせると、それを言っちゃぁ、お終いよ。です。)

 ただ、確率論的にセンスを鍛えるのには、日本古来の「カバン持ち」のように愚直に続けた先に、やっとこさ見えてくるものがある。というストーリーになってます。

 これだけ読んで、「なんだつまんねぇなぁ~」と思うかもしれませんが、この本はエンターテイメント本!二人の巧妙なやり取りを読むうちに面白くなっていきます。
 そして読み終わった後に得られる気づきは非常に多いでしょう。

 老若男女、働くすべての人に読んでほしい良書です。特にビジネス書ってとっつきにくいな~と思っていた方にオススメです。(逆にスキル重視のMBAホルダーの方には学べない感覚かも。。。)

「仕事ができる」とはどういうことか? https://store.tkj.jp/shopdetail/000000010644/

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