アイスティー

わたしはアイスティー
いちごミルクは似合わないから
ラベンダーのアイシャドウ塗って
手の甲で涙を拭った

たくさんのラメが涙に溶けて
てのひらにもラベンダー

アイスティーをひとくち飲むと
時計の針が動き出す

すべてのものが嫌いになっても
もしかしたらアイスティーだけは
わたしのヒーローかもしれない

いちごミルクになりたかった、ほんとうは
わたしのその夢をアイスティーは知らない

いちごミルクに明日からなれるなら
ららら

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