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武田友紀さん「繊細さんが自分のままで生きる本」・イヤだを取り戻す方法

「イヤだ!」を取り戻す方法は、3つあります。

1つめは、身体の状態を手がかりに心を知ること。心と体はつながっていて、心の状態が体に表れています。…中略…
はっきりとした心当たりがなくても体には症状がでているのですから、仕事や家事のペースを落とす、人のためにやっていることを減らして自分のための時間を確保するなど、まずは自分をいたわってあげてくださいね。

2つめは、ふとした心の呟きをそのまま受け止めること。…中略…「やることが多すぎる」と思ったら「段取りよくしなきゃ」などと能力を上げようとする前に、まずは「確かにやることが多いよね。もういっぱいいっぱいだよ」と今の気持ちに同意する。…中略…ちょっとした気持ちを打ち消さず、まずは「そうだよね」と受け止めることで、「こうすべき」に覆われてみえなかった「自分の本音や体の状態」がみえてきます。

労務管理のない職場は基本的に仕事であふれているので、
基本的に感情OFFで、反射的に「いかに効率化するか」を考え出していた。それが職場にいる間ずっと続いていてそれが当たり前。

自分に変えられないものに意識を向けても無駄
(文科の方針、管理職・同僚の奴隷気質)
自分に変えられるものに意識を向けてきた
(業務削減・効率化)
結果、仕事が出現する⇒脊髄反射で効率化する
という風に仕事をしてきた。

仕事が出現する
⇒「仕事が多すぎるよー。もう無理だ―」と感じる
⇒効率化する・休む・転職の道を模索する

と「感じる」のワンステップを挟むのか。


「守られてきた本来の自分」は、心(本音)です。のんびりしていたり、おっちょこちょいだったり、気まぐれだったり。自由気ままに、「そんなのイヤ」「こうしたい」と言います。「生き抜くための自分」は、頭(思考)です。家庭や社会など、これまでの環境に適応するための自分。過去に悲しい思いをしたり、痛みを感じたりした経験から、「もうあんなことにはならないように」「うまくいくためにはこうしておこう」と考え、自分を守る鎧として機能します。ふたりの関係をみてみると、「イヤだ」「つらい」を封じて生きてきた人は、生き抜くための自分が圧倒的に優勢です。

ここは本当にその通りで、私はこれまでの人生がハードモードすぎて、
生き抜くための自分、頭、思考が120%になっていた。

本来の自分の「イヤだ」「こうしたい」という声を、生き抜くための自分が「そんなのワガママ」「そんなことじゃダメ」「もっとこうするべき」と言い負かしているのです。これまで、環境に適応するために「しっかりする」「一人でがんばる」「能力をみにつける」などをがんばってきたと思うのですが、これらは実は、鎧を分厚くする行為です。自分のままで生きるには、その逆に取り組みます。「鎧を脱いでも大丈夫だ」と思えるように、鎧の中にいる「本来の自分」を育てていくのです。

育て方のHOW TOをしっかりやろう

辛さを自覚するうちに、「しっかり者をやりすぎたから/まわりの評価を気にしたから、こうなったんだ」など、「生き抜くための自分」を否定する気持ちが湧くかもしれません。ですが、それはずいぶんと厳しい見方です。「生き抜くための自分」は必要だったから生まれたのですね。これまでの環境に適応することで、自分を守ってきたのです。責めるのではなく、むしろ、「よくがんばってくれたね。今まで本当にありがとう」と言ってあげてください。

私がモラDV夫から物理的な距離をとりつつ、
かつ、経済的な理由で子どもの選択肢を奪うことがないように、
くそパワハラ職場で感情を殺して、思考120%にして生き抜いてきた。

結果今抜け殻になっていて、自分の生きたい方向で迷子になっている。
私が自分を大切にしてこなかったと自分を否定する気持ちも湧いてきた。
「生き抜くための自分」は必要だった。だから生まれた。
これまでのくその連続の環境に適応することで、
自分と子どもを守ってきた。

責めるのではなく、むしろ、
「本当によく頑張ったね。もう大丈夫だよ。もう思考120%でいなくていいんだよ。思考120%って異常な状態なんだよ。もう戦わなくていいんだよ。くそみたいなモラDV男もいなくなって脅かされることもなくなった。子どもは父親と良好な関係が築けてる。子どもは金かかるコースに乗ったけど、父親がまた金出し渋っても、私の蓄えでどうにでもできる。そこまで貯めたしがんばったじゃん。もうこれ以上心を殺さなくていいんだよ。もう無理しなくていいんだよ。今まで本当にありがとう。あなたがいたから、あなたが頑張ってきてくれたから生き抜いてこれたし、子どもの選択肢を保証することができたんだ。」とほめ称えてあげよう。

これ、結構涙出る。ここが癒されてないんだな。

無理が続くときや気をはっている時は、生き抜くための自分ががんばっています。「私はもう、守ってもらわなくて大丈夫。なんとかなるよ、ぼちぼちやっていこうよ」と伝えて、安心させてあげましょう。生き抜くための自分が安心すると、力みがとれて、すーっと進めるようになりますよ。

生き抜くための自分にお礼を伝えて、卒業しよう。


ここのワーク、涙がでなくなるまで、何度もやった方がいいな。



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