災害の怖さを知る本

注意!

今回は高嶋哲夫著「富士山噴火」を読んだ感想です。

「まだ読んでないよ!」「これから読もうと思ったのに!」

そんな方はブラウザバックお願いします。

それではどうぞ。

今、災害の時代

コロナの時代になってしまった。毎日感染者が増え、災害と言っても過言ではない。

本書は富士山が噴火の兆候を見せるところから始まる。

そしてついに噴火し、町が飲み込まれる。

主人公の元自衛官で現老人ホーム所長の新居見が、経験を生かして避難をする。

緊急事態に陥った時、この作品の知事たちのとっさの判断はすばらしいものだと思う。思うからこそ、これはフィクションでありエンタメなのだ。現実では知事の心意気一つで避難警報を出したり、簡単に話は進まないのだろう。

専門家は強い

人が見過ごしてしまうことに気が付き、警鐘を鳴らすことができるというのはすごいことだ。

そしてその警鐘を素直に聞き入れることの重要さもわかった。

元ヘリの操縦者が、家族のために再び操縦するシーンは胸が熱くなる展開だった。一般の人に見えて、実は専門家というのが、実に好みである。そんな人になりたい。

もし、災害が身に降りかかったら

つい先日も、大きな地震があった。その数日後には緊急地震速報も鳴り響いた。実は、私はあの音が大の苦手である。体が動かなくなるのだ。動悸が止まらなくなり汗が噴き出てくる。

もしも、大災害が起きたら、私はどうするのだろう。

直後は混乱して、泣いてしまうかもしれない。

この本を読んだあと、すぐに自宅のハザードマップを確認したり、保存食の備蓄を確認したりした。起きる前にできることは意外とあるものだ。

ちなみに保存食は意外とおいしい。わかめごはんが気に入った。

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