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再始動〜盆地の番犬便り③〜

おはようございます、番犬です。
盆地は霧に烟っています。

本日は番犬が営むオンラインショップ「孔雀工房」の再オープン日。
何故に「再」かと言いますと、去る8月8日に嬉し恥ずかしお店をオープンした矢先、体調不良に陥って一旦お店をクローズしていたのであります。

「幸先の悪いことだ。しょんぼり」
と思わなくもなかったけれど、まあ仕方ない。ここはしっかり休んで英気を養おう。
わりと素早く気持ちを切り替えました。

番犬がヨガのインストラクターだった頃、師匠がおっしゃった事があります。

「調子の悪い時は休む勇気を持ちなさい」

ヨガインストラクターも人間ですので体調を崩したり、激しく落ち込む事もあって当然なのですが「健康的な生活」を提供する側だという自意識から無理をしがちな人が意外と多いのです。
けれども、自分が整っていない状態で生徒さんの前に立つ事は、生徒さんにとって良い事とは言えない。それまでに培った技術や知識によってクラスをこなす事ができたとしても、また根性で元気そうに振る舞ったとしても、インストラクター自身の「整っていない感じ」は生徒さんに伝わってわしまうのです。
目には見えないエネルギーとして。
また、インストラクター自身が「疲れたので休んじゃいます」と言うことによって、無理をしがちな現代人に「休んでいいんだ。むしろ休む事は大切だ」と気づいて頂くのも役割の一つだと師匠は仰いました。

皆様ご存じかと思いますが、てるてる坊主は晴天を願う「おまじないチャーム」です。
けれど孔雀工房のてるてる達には天気を左右する力はゼロです。

ヨガは「幸せになる」ためではなく「すでに幸せだと気づく」ための道のりである。

ワタクシが、番犬が創作を通じてお伝えしたいのは唯々このひとつこと。

「晴れてくれ」と、自分を取り巻く環境や自分の持ち物、成果によって幸せを測るのが人の性です。
けれども、「晴れを望んだのに土砂降りだった!」みたいな一見望ましくない物事のポジティブな面を見つける事も出来ます。
もっと言うなら「ポジティブになれない自分」すら受け入れる、責めるのをやめて自分に寛いでみる。

外側の状況ではなく自分自身の内面の変容が幸せへの近道だとヨガは教えてくれました。
なので孔雀工房には晴れやかさんと対極にいるような喧嘩売ってるかのような「落武者型」や、「カミナリ坊や型」等のヘッポコなてるてる坊主が並んでいます。

開店早々休業しちゃうヘッポコな店主は、土砂降りの雨の音を聴きながら愉快な気持ちでこの文章を書いています。
てるてる坊主屋「孔雀工房」の再始動に相応しい、パンチの効いた土砂降りです。

皆さま良い週末をお過ごしください。
あなたの住む街も雨ならば晴耕雨読と洒落込んで、オンラインショップを覗いてみて下さいませ♫

#てるてる坊主 #オンラインショップ #イラストレーション

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