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孤独を埋めるのは、愛されることじゃなく愛すること。

おひさしぶりです。

2021年の抱負として、ここに誓いを立てた1つの宣言を達成することができたのでご報告です。

32歳、おひとりさま歴1年3ヶ月、お久しぶりの彼氏爆誕です。

自分でも驚きを隠せません。つい数ヶ月前まで人生の全てに絶望していたような人間によくこんな素敵な彼氏ができたなと。

出会いはアプリでした。半年以上前に友人に勧められてほんの数日だけイジイジしていた時に出会った年下の青年と、ゆるゆるとラインや電話を続け、半年の間に4回ほどデートをしました。最後は、付き合う付き合わないに関して1.5日ほど議論をし、すったもんだありましたが無事付き合うことになった感じです。

何を隠そうちゃんとした告白をしたことがない私。付き合いたいと思った相手には、告白させるよう仕向けてきましたし、付き合えそうにない相手のことは早々に諦めるように生きてきました。若いうちはそれでも彼氏ができました。しかしアラサーの恋愛は同じようには進められません。いい歳して駆け引きは滑稽だし、素直じゃないアラサー女なんて可愛くないんですよね。

そんなわけで、現在の彼氏くんとも自分が傷つかないで済む距離感でやり取りを続け、なんか無理そうと思うとこちらから連絡はせず相手の出方を待つばかり。いけそうな雰囲気の時も同様で、「お前が言えよ」スタンスで、結局は自分からは何も言い出さず。

煮え切らない関係を半年も続けてきた責任を彼となすりつけあった、1.5日。議論の中間地点、付き合えるかいなかの葛藤の最中、自信を喪失して、また絶望の淵に立っていたわたしの背中を押してくれたのは2人の人物でした。

1人は、3年前に街コンで出会った6つ年上の独身アラサー友達のゆきえさん。私の最近よく遊ぶ友達の中で圧倒的に友達歴は浅いけれど、でも圧倒的に信頼を寄せている、頼れるお姉さん。

彼との間で起きていることを電話で相談したところ、わたしのプライドの高さを見抜いた彼女は一言こういいました。

「彼がどう思うかは関係ない。自分がどうしたいかをただそのまま正直に伝えなさい。そうしないとあなた一生前に進めないよ。」と。

相手に正直に気持ちを伝えた結果、拒まれたとしたら・・・そんなことは怖くて絶対できない!とずっと避けてきました。

でもずっとこの場所で足踏みし続けるのか?それでいいのか?

そんなの嫌じゃ!

ゆきえさんの言葉を聞いて、私は覚悟を決めました。

そしてもう1人。私の背中を押してくれた人物。それは、中村しんしんさん。そう、今期話題を集めた人気ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」の3人目の夫である、岡田将生演じるしんしん。です。

最終回手前の第9話。抱えきれない寂しさを埋めるために、新しい恋の相手である小鳥遊との結婚を考えているとわ子に対して、彼が放った言葉に心が震えました。

「孤独を埋めるのは、愛されることじゃない。愛することだよ。」

グッサーでした。

女は愛されてなんぼ、まして寂しがり屋で甘えたがりの私みたいな人間は、包容力抜群で私のことが好きで好きでたまらない!そんな人と一緒になるのが一番の幸せだ!と思い込んで生きてきました。

でも、私を好きだといって愛してくれた人たちと私はこれまで何度お別れしてきたでしょう・・・。私自身がそんなに彼らを愛していない状況でお付き合いをすることに疲れて、いつも私から別れを切り出してきたではないか・・・。結局のところそれらの恋愛はわたしの孤独を埋めてくれることはなかったではないか。

ああ、わたしはわたしを好きな人じゃなくて、わたしが好きな人と付き合いたい。愛されるより愛したい。

と、思えたんですよね。その言葉をきいて。

そして彼に素直な気持ちを伝えることができました。その思いはしっかり届き、めでたくお付き合いできることになった・・・というわけです。

長々とすみません。

そんな報告。

恋愛ひとつで、こんなに世界が明るく見えるなんて・・・というくらい、今は何も怖くないです。この恋を失う時がくるかもしれないと思うと普通は怖くもなるものですが、意外とそれも怖くない。

それは、ここに至るまでの過程でしっかり努力したという経験がきっとずっと自分の自信として残ると思っているから。

もし、今プライドの高さや振られることへの恐怖で恋に臆病になっている人がいたら伝えたい。

その気持ちはわかる。でも、もし振られてしまったとしても、勇気を出して自力で前に進もうとしたその一歩は、必ず自信になって次の恋につながるからと。




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