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荒川・三ノ輪、内緒にしたい穴場サウナ

お久しぶりの投稿です。
家にいると文章を書こうという気にならないの…というか何もする気が起きなくなるの。

あの部屋は人をダメにする。

そんなわけで、これを書くために本日はわざわざ浅草のフグレンまで来てみましたよ。浅草・・・にぎわってるなあ。ホッピー通りも飲兵衛たちで昼間っからものすごい人ごみ。

さて、サウナーになって約2ヶ月。投稿していなかった期間にもサウナは週1〜2回ペースで通っていたわけですが、ここ最近「整えない!!」苦悩の日々を過ごしておりました。
寒くなってきて心身がバランスを崩し体調がよくなかったというのも原因でしょうが、サウナの先輩曰く、それ以上に頻繁にサウナに行きすぎたことによる「慣れ」が原因ではないかとのこと。

でもサウナに行くことで保っているこのメンタル。
整うために行く回数を間引くというのはかなり苦しい。ということで、別の手段を検討しました。
先輩から、「いつも行っているところより、さらにサウナと水風呂の温度差がある施設へ行くのがいいだろう」とアドバイスをもらったので、そちらを実践してみることに。

そこで見つけたのが、三ノ輪「改栄湯」

ほう。
102度の16度。これはよい!!!

下町の銭湯サウナゆえ、休日は大いに混むことが予想されたので平日の夕方・仕事終わりを狙っていくことに。

三ノ輪駅から徒歩3分ほど。
大通りを外れて静かな住宅街を進んだところに突如その銭湯は現れました。


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ソフトクリームの置物が目印のその建物は、2020年の11月にリニューアルしたばかりということで、とにかく綺麗。
下駄箱からすぐにフロントと休憩スペースが広がっており、そのフローリングもピッカピカ。

<以降施設内の画像はこちらを引用


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とにかく至るところ木材の色が真新しくて、それだけでこちらの気分も上がります。
昔ながらのレトロな銭湯でちょっと錆びたカランを眺める感じも嫌いじゃないけれど、やっぱり綺麗で清潔感のある銭湯は良いですね。

ちなみに料金は、都内のだいたいの銭湯サウナと同様、都の共通の入浴料+サウナ利用料で、千円弱。
ただし改栄湯はサウナのキャパシティがそこまでなので、利用時間に制限がありますね。2時間。
うっかり入りすぎると超過料金が発生するのでご注意を。

ウキウキで女湯に向かうと、またしても感動!こんなに綺麗な下町銭湯の脱衣所見たことない。隅々まで掃除が行き届いており、まるでホテルのようです。女性客は水場の汚れに敏感ということをよく理解している…。

そして浴室へ。なんと、ラグジュアリー・・・。蛍光灯ではなく白熱灯で照らされたその浴室は、おしゃれな飲食店のような薄暗さ。備え付けのシャンプ・トリートメント・ボディソープはなんとオーガニック。

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銭湯備え付けのものは、大体髪の毛がバッリバリになるから嫌いなんですが、これなら安心。

しっかり体を清めたらいざサウナへ!!

入った瞬間驚いたのが「匂い」。これはアロマ?ハーブ?鼻にスーッと抜ける心地良い香り。それだけでもう、整う整わない以前に気持ちよくて幸せな気持ちに。

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サウナの温度は102度。入って1分もすれば滝のように汗が流れ出し、少し息が苦しいほどの熱さです。

それでもサウナに慣れてきている私の体だと、6分くらいは平気で過ぎてしまいます。
そこからは感覚で、水風呂が待ち遠しくなる限界まで追い込みをかけます。おそらく10分くらいでしょう。無理ーっとなる2歩くらい手前でサウナを後に、水風呂へ。

水風呂の温度は16度。キンッキンです。ここの水風呂は浴槽が深く、なんと潜水OKとのこと。キンキンに冷えた浴槽に頭まで潜ると、「ああああああ」と声が漏れました。

私の中で水風呂から上がる目安は「喉がカーーッと冷えてきたら」という随分ざっくりしたものなのですが、正直これが一番間違いない!ザバッと水風呂を抜け、さあいざゆかん!ととのいの彼方へ。

外スペースがないこちらの銭湯では、浴室の奥の方、浴槽と向かい合うように遠慮がちにととのい椅子がちょこんと置いてあり、ここがサウナーたちの行き着くところになります。

結論、久々にわたしは「整いました」。ぐわんぐわんと、平衡感覚を失い、心臓がばくばくと脈打ち、そしてフワーッと魂が抜けていく感じを久方ぶりに味わったのです。(大丈夫?生きてる?)

浴槽にプカプカ浮かぶおばあちゃんたちの横で、アラサーが口を半開きに整っている。きっとここが天国だろうと思う。

長らく整えていなかった私がこの日整えた一番の理由は「温度差」ではないと思うのです。

この日、私は「整う」というより「気持ち良い2時間をすごす」ということを目的に、意識しすぎていた「ルーティン」を無視して、体調と相談しながら感覚でサウナ・水風呂・外気浴を楽しんだのです。

その結果整えた。つまり「整うことにこだわらない」姿勢が「最高の整い」を与えてくれたわけです。

サウナを楽しむのに「データ」は関係ない。

新たな学びを得た、考える人なのでした。


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