【BTCビットコインが1ヶ月もたたない間に$35Kに上昇した】


$35Kの大台をつけたビットコイン

BTC ビットコインが、1ヶ月の間に大きく動いた。
1ヶ月前には、$27K-28Kのレンジを横這いの動きしかなかったが、10月の24日あたりから急激に上昇し始めて、今日$35Kを超えてトレードされている。
 

 
なぜか?
 

 
仮想通貨で、最大のMarket Cap時価総額を誇るのが、ディセントラライズド・クリプトアッセトである、Bitcoin BTC ビットコインである。
他は、全部特定の人物に支配されているAlt Coinである。その数は、2万に及ぶ。さらにステーブルコインという、フィアット通貨に対してキャピタルゲインを狙うトレードには向かないデジタル通貨も存在する。
 

 
BTCの本質を理解することが、重要だ。ビットコインは、proof of stakeに対するproof of workという概念をもち、米国SECも「証券Security」ではないと定義していて、Goldと同じ種類の「商品commodity」アセットクラスになる。だからBTCはデジタルGoldと呼ばれる所以である。他のAlt Coinはすべて「証券Security」に区別される。
 

 
なぜBTCが上がるのか?
 

 
理由は、世界中の機関投資家が、「クリプトアセット」を、ポートフォリオに組み入れたいというニーズが生まれているからである。
 
クリプトアセットのマーケットをポートフォリオに組み入れないと、運用成績が、競争に負けると考え始めたからである。
 
機関投資家は、スポット(現物)BTCを買うことは難しい。
 
だからそのニーズを予想した世界最大の機関投資家、投資運用会社であるブラックロックは、SECにスポットBTCのETFを申請したのである。6月だった。
 
BTCの現物をベースにしたETFが承認されれば、機関投資家は、自由に売買が可能になり、BTCに対するエクスポージャーを持てる。
 

 
そしてマーケットは、もうじきSECは、スポットBTC ETFを承認するだろうという期待を示しているのである。あるいは承認を前提に、ブラックロックが、買いを入れ始めているのかも分からない。
しかしスポットBTC ETFの承認が、現実になるか否かに関しては、予断を許さない。
 

 
米政府は、CDBCの導入を計画しているから、あらゆるクリプトアセットは、米政府に取って、邪魔な存在であるのである。
SECのAlt Coinに対する判断は、ほぼ間違いなく「証券Security」と定義しているから、SECの厳しい証券業務に関する規制の下で、Alt Coinは、コントロールされるのである。
 
一方、BTCには、そのエコシステムをコントロールする、中心人物がいないクリプトアセットである。
 
だからSECも「商品commodity」であると定義せざるを得ないのであり、唯一無二のディ・セントラライズド・クリプトカレンシー(非中央集権的、分散型仮想通貨)である理由である。

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