スリルミー2021(田代×新納)初回の感想

これまで、曲としてのスリルミー(田代×新納)とライブ盤CD(田代×伊礼)、あとコンサートでの楽曲は聴いていましたが、舞台版スリルミーを見るのは今回が初です。

ライブ盤でも台詞部分はカットされているし、音だけなので、あらすじはわかっていても、そこに至る心情や場面が、自分の中で立体的になっていなかった。それが、舞台で見て、初めて立体感のあるストーリーとして掴めた気がしました。

田代万里生さんの私が常軌を逸していて、想像以上にヤバいやつでした。

昨年の秋にスリルミー(曲)の生歌唱を聴いた時「CDの10倍はやばい!」と思ったのですが、舞台上で見たら、生歌唱の100倍はやばかった!!!!!

でも、取調室の中で、彼の言葉に涙を流す私を見て、このペアに与えられた「究極の愛」という言葉がとても腑に落ちました。

ただただ、私は彼を愛していた。彼と一緒にいるためならば、どんな手段も厭わなかった。たとえそれが犯罪であろうとも、彼の望むことは全て叶えたかった。

それだけの思いが、すっと心に落ちました。

対して彼は。一途すぎる私の愛を重く、鬱陶しく感じていた部分もあったのだろうなぁと思いつつ、私だけは自分のことをわかってくれる。そう信じていた部分もあり。

すれ違いが生じてしまうのが哀しい。

そんなスリルミーでした。


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