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3度目の尾瀬はソロ小屋泊で。見慣れた風景が生むリラックスが、ストレスをダメージから心地よさに変えてくれた。

「同じ道を往復したい……」「同じ山を何度も歩きたい……」(中略)年間の3割くらいは新規開拓で、7割は既知の道、というのが私に合っている気がしています。つまり年に2箇所くらいは新しい山や道という感じ。

「2度目の鈴鹿竜ヶ岳遠足尾根。死にそうだった初回が嘘のようでした。
初心者こそ同じを何度も歩くが良い。」より
https://note.com/watasitagosaku/n/nf830b7cfd1bc

前回、前々回の鈴鹿は竜ヶ岳歩きを通して分かった、僕流アウトドアはリラックス重視であるということ。全編を通して強いられる緊張、というのにどうも心が抵抗しているようです。

というわけで新宿から尾瀬号を利用し、1泊3日で尾瀬へ行ってきました✨
3度目の尾瀬は、全く知らない土地ではない!!ということで、簡単にコースは次の通りです。

前日深夜:バスタ新宿から深夜の尾瀬号で大清水口へ
当日:早朝4時半に大清水口着。徒歩で一ノ瀬〜尾瀬沼へ
当日その2:尾瀬沼北岸から見晴へ。予約した小屋で1泊
最終日:見晴から竜宮十字路へ。長沢新道を通ってアヤメ平へ
最終日その2:アヤメ平から鳩待峠へ。11時半のバスで戸倉〜尾瀬号で新宿へ。

僕の旅のしおりより

遊びが遊びを生む。余白を設ける意味がそこにはあった。


前回、前々回の尾瀬ではそれぞれ尾瀬ヶ原・見晴、そして尾瀬沼と行っており、そういう意味では知らない町ではない、わけです。

(山でなく町?と思ったでしょう。ある意味どこよりも町ですよ尾瀬は。)

未知が自分が思う以上にストレスになっているのが判明した今、知っている尾瀬は、それだけで安堵の気持ちで満たされます。

安堵とは、すなわち余白です。遊び、と言ってもいいでしょう。

今私が書いた遊びとは「play」ではなく、車やバイクのアクセルでいう遊びです。
踏んではいるけど作用しない間。英語だと「margin」とでも言いましょうか。「ready」や「on your mark」「set」でもいいと思います。

この余白・遊びがとても大事。

これは、文字どおりの遊び・挑戦に変わります。

今回の件で新しい挑戦は次のとおりです。

  1. 夜行バスを利用した

  2. 安心お宿のデイユースを利用した

  3. 大清水口から入った

  4. 長沢新道からアヤメ平を見て感動した

  5. 謎の生物遭遇に慌てて平身低頭歩荷さんに助けを求めた

  6. ビジターセンターのミニガイドに参加。

  7. その後植物を見るほどの気持ちの余裕があった。

  8. 標準タイムよりもだいぶ余裕を持って歩けた。(帰りの尾瀬号を予定よりも2便早めた!)

ざっと思い出すだけで8つ!も新しいことができました。

「なんだこの程度かよ……」

という誰かの心の声が聞こえてきそうですが、これはきっと私の幻聴です。いいんです。

今回出来た戸惑いの無いささいな行動は、次のリラックスへと変わる。


その連鎖だ、ということが実感できました。
はじめは分からなかった山小屋での振る舞いも、今回で2回目、次回は3回目となるので、そう間違うことはないかなと思います。

大清水口からの上り、長沢新道からの上りともに500m位ですから、過去の山行と照らし合わせてみても、鎖場とかのない一般道である限り標準タイムを少々割るので、ほぼ問題はないかな、というもはっきりしてきました。(鎖場とかはまだ未体験なのです💦)

行動時間についても山の師匠の教えが板についてきたことから、この先もそうトンチンカンなことにはならないと考えています。

パッキングについても、最終的に出たゴミもわずかで25リットルザックで済んだことから、過去一無駄なく出来たかと思っています。3シーズンであればこの調子でいけるでしょう。

小屋についてからの楽しみである飲食。これも持ち込む分と現地で調達する分とでメリハリの効いた準備が出来たので、及第点ではないでしょうか。

これらは、次の山行において新たな余裕となってくるわけですね。行動面での余裕が、知らない山へいざないます。

そしておじさんの次の挑戦へ。北アルプスは燕岳です


以前登った伊吹山+αくらいのように感じたのでそろそろいいかな…と。

念のためピストンではなく小屋泊で、と眺めていたら空きがあるではないですか✨

スイカ食べて〜、ケーキ食べて〜と、頭の中は食べ物ばかりの山行となりますが、果たしてその通りにいきますかどうか……

夏の燕岳&燕山荘は超繁忙期。

帰ってきた時に「いい山でした〜」と言えるかどうか。

これまでの山行のおさらい、中間試験です。



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