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人のソロ活は参考にならないけど面白い

ソロ活を題材にした本を読んだので感想。

こちらの本がKindleUnlimitedにあったので読んでみた。
「ソロ活女子のすすめ」というドラマが何クールかあった記憶があるが、その原案本の作者さんでもある。

「魅惑のデートスポット編」ということで「敢えてカップルやグループなどが多いであろうスポットやアクティビティをひとりで」という体当たり企画をまとめたもののようだ。
企画ものなこともあり、プラネタリウムから始まり、ひとりで公園で花火したり、寒い時期の海でスイカ割りしたり、ペアリング作りをしたり(ペアではなくひとりで2つつける)等、わざとハードルが高いことをやっていて面白い。
奇しくも最近「本格派のプラネタリウムにいきたい」と思っていたのでその部分だけ参考になったが、基本は参考にはならない。
ソロ活はひとりで行くことで、人と行くことで生じる目的(仲良くなりたいとか)など不純物が混じることなく、まっすぐにその対象と向き合えることが利点なので、他人が興味があることをなぞっても意味がないからだ。
だが、読み物として面白いので好き。
ソロ活というと、食べ物系や温泉など、個人的に興味が薄い or 苦手なものを題材にしているイメージだったのだが、こういう企画ものだとまた毛色が違うのでよりインパクトがある。
ちなみに私が興味があるのは深いマニアックな知識を得られる場所や、ニッチなテーマのアート個展、動植物の観察である。(「景色の良いところ」のように漠然と気分が良いというより、何か観察したり発見したり学んだりを明確な目的があるものが好き)
なので、こちらの本とはほぼ興味は被っていない。

この著者さんは、やや人に気を遣ってしまうタイプだが、何かを「好き」という感情やこだわりも強く持っているため、板挟みになっているようだ。それでソロ活で解放感を感じている。
私などは(ほとんど機会はないが)、もし一緒に人がいてもここまでは意識が分散しないかもしれないなと思った。
人の目もそこまでは気にならない。あからさまに「一人客を嘲る」態度を取られるといらっとする程度。そんなこと、ほとんどないが。私の経験では不審者にならないようきちんとした格好をしていれば、心配ごとはほぼ起こらない。
店員さんに不思議そうな顔をされても「まぁそうだよね」で終わりなので「そっか、それも気にするものなのか…」と。
話のネタにされたとして、そうでもしないと間が持たないのかな?と思うだけである(間が持たないのは別に良いと思うが、その状態でいられない関係性は大変そうだなと思う)。心配だが一人行動したい方はこういうまいんどだと楽だと思う。

と言うわけで、似ているようで似ていない部分も楽しむことが出来た。

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