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かいわれシャワー/ブダペスト/9/16

9/16
旅の日記は実際の書くスピードと書き残したい物事の起こるスピードの差が大きいので、書こうと思った頃には何を書きたかったか忘れる。

朝からSzentendre行くか迷って、雨も降ってるしなあ、ととりあえずRumbachシナゴーグへ。入場料無料かと思えばきっちり取られた。どうもイベント準備中らしく、壁が黒い幕で覆われていた。しかし展示が素晴らしく、良いシナゴーグだった。キリスト教の教会と同じく、シナゴーグもまた街の文化の拠点になっている。

黒い幕で覆われたRumbach zsinagóga

朝から何も食べずにシナゴーグで1時間程度潰してしまったため、昨夜フラれた料理屋へ。14時から日本人女性と思しき名前の人が予約している席だった。鶏レバーとターメリックレモネード。鶏レバーに添えられたパインナッツの量が許容量を超えており、ちょっと気持ち悪くなる。対応してくれた店員さんのホクロが多かった。

GRÁNÁTALMÁS CSIRKEMÁJ 

再びシナゴーグ巡り、Dohányシナゴーグへ。なるほどたしかにカトリック教会らしい趣もあるシナゴーグだった。しかし入場料は高い。


Rumbachシナゴーグでも同じだったが、ホロコースト関連の展示は避けて通れず、実際にそこにゲットーがあり環境の悪い中死んでいった人が大勢いたという事実に暗い気持ちになる。

シナゴーグ見学後、やっぱりSzentendreに行こうと思ったが、終点のSzentendreは公共交通機関乗り放題パスの範囲外とのことで、やめた。範囲外といってもせいぜい450フォリント、1ポンド程度で行けるわけで、特にケチるような値段ではないのだけど、どうせ雨がちの天気で行こうか随分と迷っていたし、諦める理由がついて良かった。

そのまま坂を登ってブダ城エリアへ。マーチャーシュ教会を見学。フランツヨーゼフ・エリザベートがハンガリー王・女王として戴冠式を行った教会。屋根のタイルがかわいい。中ではタイルの展示もやっていた。

Budavári Nagyboldogasszony-templom

その後、Gellért温泉へ。アール・ヌーヴォー式の温泉。外観からしてとても古めかしくて良い。しかし温泉の入湯料は高い。平日料金で10500フォリント、22.59ポンド。4000円くらい。

Gellért Gyógyfürdő és Uszodaのシャワー

サウナと温泉の複合施設、日本でいうとスーパー銭湯みたいなもんなのだけど、日本のスーパー銭湯もこれくらいするのだろうか……行ったことないのでわからない。タオルを借りようとしたら販売しかしていないと言われ、仕方ないから買った。6600フォリント、14.2ポンド。2500円強といったところか。ただBudapest Spasという刻印がしているだけの青いフカフカのバスタオル。イギリスですらここまで高いバスタオルは中々ねぇよと思いながら、しかしバスタオルないと困るので購入。こんなことならエアビーからタオル持ってくれば良かった。40度のお湯の温泉があって嬉しい。しかしこの街はイチャつくカップルが多くて困る。

夜はハンガリー料理屋でフォアグラを食べた。隣の隣の席で盛り上がっていた若者5人組はオーストラリアから留学に来ているらしい。隣の席に座った老夫婦もまたオーストラリア人で、しかも地元がどうも近いらしく、若者と老夫婦で盛り上がっていた。そんな彼らを横目にスパイファミリーの新作を読んでいた。

フォアグラが隠れている

食後、夜景を観に散歩。その後トカイワインを飲みにワインバーに行った。すごく高くて躊躇したが、節約の概念が抜けているので一番高いやつを飲んだ。サービスチャージ込みで10,989フォリント、23.72ポンド。どうもカネの話ばかりしてしまっているな。

対岸からのOrszágház

ワイン飲みながら大学院のre-enrollment 作業をする。改めて学費が高くて、そのわりにサービスはクソで、クソな気分になる。しかし修士号欲しいのでやっていくしかない。

エアビーのシャワーの排水口からかいわれみたいな芽が出ていた。どうやったらそうなるんだ。