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挑戦を続ける女性ゴルファーたち。「エイジェックLADYGOカップinとちぎ」で広がる想いと笑顔の輪

2024年8月17日、株式会社エイジェックLADYGOが共同で主催する「エイジェックLADYGOカップinとちぎ(以下、エイジェックLADYGOカップ)」が、私たちのグループが運営するゴルフ場「セブンハンドレッドクラブ(以下、当クラブ)」にて開催しました。

エイジェックLADYGOカップは、「女性が輝く社会の構築を応援していくための、女子プロゴルフミドルトーナメント」をコンセプトに掲げ、30歳以上の女性アスリートの挑戦を応援すると共に、女性の社会進出や活躍を進めていく象徴となるような大会を目指しています。

私たちのグループではこうした大会の趣旨に賛同し、協賛と、開催地の誘致を行いました。今回は、LADYGOならではの和気あいあいとした大会の様子や、このような大会の開催を後押ししていきたいグループとしての思いをご紹介します。

女性としての生き方と、競技者として挑戦を続けることの両立を目指して

LADYGOは、有村智恵プロと原江里菜プロを中心とした選手たちが発起人となり、30代以上の女性ゴルファーが輝ける場をつくることと、女性がより働きやすい社会の実現を目指したプロジェクトとして立ち上げられました。

有村智恵プロ

女性ゴルファーは年齢を重ねるごとに、キャリアアップ、結婚、出産といったライフステージを迎え、多くの人が競技を続ける難しさを感じています。「女性としての生き方と競技者として挑戦を続けたいという思いを両立できるような環境が必要である」という思いのもと、2022年にエイジェックLADYGOカップが始まりました。

エイジェックLADYGOカップは当初、茨城県1カ所だけでの開催でした。それを、有村さんが中心となって活動を広げ、開催地を年々拡大してきました。2024年は茨城県、栃木県で第1戦、第2戦が行われ、10月には滋賀県で第3戦目が行われる予定です。

一つひとつの大会でゴルフの楽しさをファンのみなさんと共有することは、もちろん大切です。大会がスタートした理由を考えれば、ゴルフ業界がもっと女性にとって活躍できる世界になっていくために、大会の趣旨に賛同する人を増やし、規模を広げていくこともまた大切なこと。

今回、当クラブで開催された大会も、そんなLADYGOの活動が広がっていることを示すものでした。

安心してプレーに専念できる環境を整えることが、選手の良いスコアに結びつく

エイジェックLADYGOカップinとちぎは、「女性が働きやすい環境をつくる」というコンセプトを追求し、前年からの選手たちからの要望を受け、クラブハウス内にゴルフ場託児サービス「ママゴル」による託児所を設置。保育士の方が子どもたちを見守る環境が整備され、今大会でも小さいお子様連れで参加した選手が安心してプレーに専念できるように準備を行いました。

当日のギャラリーは約800人。朝から多くの人が訪れ、選手たちがドライビングレンジで練習をする姿に見入っていました。

第1打目を打つティーイングエリアでは大勢のギャラリーが集まり、緊張感の中試合がスタートしました。試合方式はダブルス戦で、交互に打つオルタネート方式です。ペアで協力して優勝を狙い、真剣勝負が繰り広げられました。

第1打目を打つ選手と、見守る大勢のギャラリー
真剣勝負の中でも、笑顔でライバルと健闘を讃えあう選手たち

大会結果は、川満陽香理プロと山本景子プロのペアが見事優勝!ニアピン賞を獲得したのは、原江里菜プロでした。

優勝の川満陽香理プロ(右)・山本景子プロのペア

優勝した川満プロは、出産後初めての大会復帰でした。準備していた託児サービスを活用いただき、お子さんを預けての試合出場でした。出産という重大なライフイベントを経験した上で、素晴らしい結果を残した川満プロ。安心してプレーしていただいたことが、良いスコアに結びつき、大会の趣旨を体現するような功績につながったのであれば、私たちにとっても非常に喜ばしいことです。

ニアピン賞の原江里菜プロ

これまでさまざまな大会を共に経験してきた選手たち。試合後は和気あいあいとした温かい雰囲気に包まれました。

表彰式後には記念撮影!

今大会の様子はそれぞれのインスタグラムでも紹介されていますので、ぜひご覧ください。

また同日に、GIRLS GOLF JAPANが主催する5歳から13歳までの子どもたちを対象としたイベントも開催。こちらではティーチングプロによるゴルフレッスンやアート体験、大会出場選手たちとの交流などが行われました。こちらのイベントが開催されていたこともあって、クラブ全体が賑やかな一日となりました。

イベントに参加した子どもたち

女性ゴルファーや女性の社会進出を応援すると共に、全てのゴルファーとゴルフ業界全体の発展のために

私たちのグループでは、エイジェックLADYGOカップの趣旨に賛同し、昨年に引き続き当クラブでの開催を実現しました。昨年同様、有観客での開催となり、選手たちも、ギャラリーの応援の中で生き生きとプレーする姿が印象的でした。

LADYGOのスポンサーである(株)エイジェックは、人材・雇用に関わる業務全般を行う会社です。同社は栃木県に本拠地を置くルートインBCリーグ所属のプロ野球チーム「栃木ゴールデンブレーブス」の経営母体でもあり、古後昌彦社長は、栃木ゴールデンブレーブスを運営する栃木県民球団の代表取締役会長でもあります。エイジェック、古後さんが栃木県と深いつながりを持っていたことが、栃木でのLADYGO開催につながりました。県内の数あるゴルフ場の中から当クラブにお声がけいただき、2年連続での開催が実現しました。

私たちにとっても、ゴルフ業界や地域の人たちに当クラブの存在を知ってもらう素晴らしい機会となりました。
「みんなが幸せを実感できるゴルフ場」というビジョンを掲げる当クラブにとって、世間の認知度を高めることはビジョンの実現に近づくために大切なこと。このようなご縁をくださったエイジェックとLADYGOの関係者のみなさまに大きな感謝を伝えたいと思います。

もちろん、女性ゴルファーや、全ての働く女性が安心してキャリアアップや子育てとの両立を目指せる社会を実現することは、私たちのグループの思いと通じています。今後も大会の誘致を続けていくと共に、さらなる思いの連鎖を生み出していく活動ができるよう、会社をあげて尽力していきたいと考えています。

昨年の大会開催に際して、当クラブ代表の小林が綴った大会運営における奮闘や、かける想いについてはこちらの月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド(GEW)の記事をぜひご覧ください。

まだまだ人口の少ない女性ゴルファーの普及拡大のために、ゴルフ会員権を取引する住地ゴルフや、セブンハンドレッドクラブでは、女性ゴルファーを対象としたイベントやコンペの開催を行っています。さらに、ゴルフ未経験の方や初心者、ブランクがある方でも気軽に楽しめるイベントの企画などを通じて、誰でもゴルフを始めやすい、続けやすいことが当たり前の文化をつくっていくことも私たちの使命であり、これからの課題です。

引き続きゴルフ業界の発展に貢献できるよう、さらなる挑戦を続けていくと共に、社会的ニーズを追求し、すべての人が安心してゴルフができる環境づくりに取り組んでいきたいと思います。

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