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バンカー練習場完成!ゴルファーの練習環境を整備し、技術向上をサポート

2024年9月、私たちのグループが運営する栃木県さくら市のゴルフ場「セブンハンドレッドクラブ(以下、当クラブ)」に「バンカー練習場」が完成しました!今回は、バンカー練習場をつくるに至った背景から、開発の様子などをお伝えします!

バンカーショットを練習できる施設をつくり、ゴルファーの技術向上に役立てたい

バンカーは、コース内にできた砂地のくぼみのことで、ゴルファーの技術が試されるポイントです。バンカーに入ったボールはしっかり打ち出すのが難しく、多くのゴルファーが苦手とする場面であると同時に、ゴルフを楽しむ上で大きな攻略要素のひとつ。

バンカーショットを克服するには練習するしかありません。しかし、バンカー練習場がある施設が少ないために、練習する時間を十分に確保できないことが、多くのゴルファーにとってネックとなっています。

そこで、当クラブの会員権をお持ちのメンバー様や、普段利用していただいているお客様が、バンカーショットの練習に取り組み、技術向上に役立てていただける環境を整えようと、2024年2月にバンカー練習場づくりをスタートしました!

バンカー練習場をつくる上で、コース管理課ではどのような点を考慮して施工したのでしょうか。完成までの課程を見てみましょう。

お客様が快適に練習できるよう、あらゆる面を考慮しながら自分たち中心で開発を推進

コース管理課の活動は、毎日の芝の管理やグリーンのメンテナンス、バンカー均しといったプレーに影響する仕事に加え、草木の手入れなど、コースの景観の美しさを保つことを通じて、お客様の満足度に直結する重要な仕事です。

今回、コース管理課は、バンカー練習場をつくるにあたって、お客様がストレスなく利用できるようにする為に場所はどこにしたら良いか、ボールを飛ばす方向、安全性に問題はないか、などさまざまな意見を出し合いました。

議論のすえ、お客様が動きやすい動線を考えて、ドライビングレンジの横にバンカー練習場をつくることになりました。

2月に芝を剥がした時の様子
バンカーの形に土を掘ります

バンカーは大雨が降った際など、水はけが悪いと水溜まりができてしまい、プレーに影響が出ます。そのため、排水工事がとても重要です。地面に排水管を通し、雨水の通り道を確保し、排水管へ流れていく仕組みをつくりました。コース内の全てのバンカーでも同様に排水対策を行っています。

また、バンカー練習場の周囲の安全性も大切です。バンカーからボールを打ち出す際には、砂の抵抗に負けないよう適度な力加減で打つことがポイントになります。バンカーから打ったボールがどこへ飛ぶかを考慮し、横にあるドライビングレンジまでボールが飛ばないよう、周囲には防球ネットを張りました。

どうしたら効率よくネットが張れるか、試行錯誤しながら作業しています
完成!

バンカー練習場づくりは、毎日のコース整備の仕事の合間の時間を使って、コース管理課のメンバーが少しずつ自分たちで作業を進めていきました。

結果、他のゴルフ場にあるバンカー練習場と比較して充実したものになったかと聞かれたら、そうとは言えないかもしれません。しかし、自社にある技術を活用して可能なところは自社で行うということは、修理や改善が必要になった場合にすぐに対応できる、外注に比べ大幅なコスト削減ができるというメリットがあります。コスト削減ができた分の資金を他のコース改良や設備投資にあてることで、お客様がより快適にプレーできる環境の維持・向上を図りたいと私たちは考えています。

さまざまな制約があるなかでも、お客様の声に応えられる体制を整え、必要な設備やサービスを拡充するために、できることから少しずつでも実行に移すことを当クラブでは大切にしています。今回のバンカー練習場の開発も、その姿勢が表れた事例です。

総合的な練習環境を提供し、お客様にさまざまな面でポジティブな影響を

バンカー練習場に限らず、当クラブではお客様が必要とするものを揃え、安心して気軽に足を運んでいただける環境を整え、喜んでいただくことを大切にしています。より多くのお客様に喜んでいただけるゴルフ場となるべく、いつも社員同士で意見を出し合いながらさまざまな面でサービス向上を目指しています。

当クラブには、コースの他にドライビングレンジや、アプローチ練習場があり、さらに個別レッスンなどのサービスによりお客様の技術向上のサポートを実施しています。今回新たに完成したバンカー練習場があれば、全ての技術を一箇所で磨けるため、総合的な練習環境の提供が可能になります。これらの設備は、ラウンドをする方であれば無料で利用でき、ラウンドをしない方でも施設使用料を払っていただくことでご利用できます。

ドライビングレンジ
プロによる個別レッスン

特に初心者や中級者のプレーヤーにとって、バンカーショットが上達するとコースでのプレーに自信がつき、全体のスコアにも良い影響を与えると考えています。バンカー練習でスキルが上がると、コース内でのプレーの停滞が減り、全体のラウンドがスムーズに進行します。これは、他のゴルファーにもポジティブな影響を与えると私たちは考えています。

バンカー練習場が完成したことで、当クラブのお客様に様々な観点でポジティブな影響をもたらすことが可能になるはずです。

とはいえ、まだ改善が必要な部分は多々あります。コース内の水が溜まりやすくなっているバンカーの排水改善を行なっていくことや、アプローチ練習場の狭さを改善していく必要があり、課題は尽きません。

今後も、当クラブではお客様からの意見や要望に応えられるよう、長期的なゴルフ場の発展を見据え、お客様にご満足いただける環境づくりを目指していきます。

当クラブの事業や目指していることについては、こちらのnoteもぜひご覧ください。


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