小学校の6年って長かったと思っていたけど、思い出してみればこんなもの

小学校時代もあまり覚えていない。
ん、私ってバカなのかな。

外遊びにあまり興味がなく、
休み時間は教室で本を読んだり塗り絵をしたりするのが好きだった。
先生に、外で遊びなさい！と言われるのがほんと嫌でねぇ。
今でもそんなこと言われるんだろうか。
早生まれの私は今でも小さいけど、当時もほんとに小さくて
あの頃はあまり体力がなかったようにも思う。
そのうち、外で本を読むという技を覚えたけど。

2・3年生の頃だったか、
先生が「はーい、席につきなさい」と言うと
同じクラスの関君のとこに行くということをやってたなぁ。
今思うと、うざい女だ。ほんとごめんね。
好きだったんじゃないかと思われそうだけど
好きだったという記憶はないんだよね。
ただ面白かったというか。
あぁ、ほんとにひどい女だ。

なんでかわからないけど、クラスの男子にずっと背中を叩かれて
叩かれすぎてしびれたのかうまく歩けなくなったことがあった。
たしか4年生のとき。
体育の授業のあとで、制服に着替えることもできなくて
どうやって帰ったんだっけ。親が迎えに来てくれたんだっけ。
夜になって、その子が両親と共に菓子折り持って謝りにきたのは覚えてるけど、あのきっかけはいったいなんだったんだ。

5年生のときの算数の時間。
ものさしを忘れてしまって、隣の席の子の作業が終わったら借りようかなと思案していたら、突然
「いくらできたって、みんなと同じことができないのは劣等生だぞ」と
担任に言われたのにはびっくりしたな。
どうしたんだ？とも聞かれず、上からふってくる強い言葉は
大人になってもしんどいことあるのに。
あ。もしかして人と同じことに面白さを感じなくなったのはこれなのか！

小学校って6年間あったはずなのに
トピックとして覚えているのがたったこれだけとは。
その代わりといってはなんだけど、通学路の道の様子とか
たまに違う道を通って帰ってたこととか
本を読みながら帰ったり、まだ埋め立てられていなかった海から吹く風を受けながら歩いていたこと
野生の（だと思っていたけどうなんだろ）ビワをもぎって食べたこと
いろんなことを感じながら帰っていたのはよく覚えている。
1人だったり、誰かとだったり。
あの時間って贅沢な時間だったんだなぁ。